▽５-��.海王類、八咫烏 side:貴女 ページ42
そんなこんなで１日が経過した。
ここは新世界、マリンフォードは偉大なる航路前半なので移動に時間がかかる。
そんで、余裕を持って会議前日には出発しとこう、という判断に至ったのである。
午前中はフェリ達に散々着せ替えられて若干やつれたけど、出発となるとちょっと楽しみだったりする。
「多分、というか確実に魚人島を通るルートになると思うが…どうする？ジンベエでも呼んで連れてって貰うか？」
今は航海士とルートの確認中。考えてみれば魚人島は海底にあるので、行くまでにもなかなかに大きいリスクがある。
「あっ、そこは大丈夫。秘策があるから」
「秘策？」
「うん。シャボン無くても、FBがいればうまく海水を避けた空間作って酸素は確保できるだろうし、魚人島までならアイツに連れてって貰えば大丈夫だから」
「あ、アイツ…？」
「うーん、見れば分かるよ、多分」
そう言って荷物を持つ。えおえお達は既に準備は整っているだろう。
忘れ物が無いのを確認して甲板に出る。案の定4人は準備を終えて甲板の縁に座っていた。
「おーい、コハクー。早くアイツ呼んでくれよ」
「お前いねぇとマリンフォードどころか魚人島にもたどり着かねえからな、頼んだぞ？」
「わーかってるって」
アイツって誰だ？と戸惑っている様子のクルーの皆は置いといて。
私は縁に立つと、
指笛を吹いた。
高鳴りした直後、目の前の海が高く膨らみ…
海王類が3頭、出現した。
「「「「「「「ッ！？！？！？！？」」」」」」」
「久しぶりだねー、3頭とも」
「(そうだな、コハク。何か用か？)」
右から順に、アイス、ヴェルデ、アグル。
「うん。魚人島まで連れてって欲しいの。えおえお達も一緒に……ああでも、もし良ければマリンフォードまで連れてってくれると嬉しい」
「(いいよいいよー！ボクら暇してたし。ね、アグル？)」
「(アイスの言う通りだ。マリンフォードまでだろ？お易い御用だぜ)」
「(到着時間は早い方がいいか？)」
「んー、そうだなー…できれば日が落ちる前までには着きたい」
「(３時間もあれば余裕で着く。日没には間に合うだろう)」
「ホント！？ありがとう！！！」
ここでふと、お父さんに名前を呼ばれて振り返る。
「…コハク、海王類と話せるのか？」
「うん！…話せば長いんだけど。実は、八咫烏と海王類は長い付き合いなの」
▽５-��.海軍本部 side:貴女→←▽５-��.ナースと私 side:貴女
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀(プロフ) - 南さん» うわああありがとうございます！！･:*+.\(( °ω° ))/.:+勿体なきお言葉…！！こちらこそリクエスト本当にありがとうございました！！今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月7日 21時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 名前が南になってますが、本当はくるみです (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - リクエストかいてくれてありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - 琥珀さん» 返信遅くてすみません（泣）はい、夢主だけで大丈夫です！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - くるみさん» リクエストありがとうございます！！ハルタとイゾウ、了解致しました！！登場するのは夢主だけが良いでしょうか…？ (2018年3月5日 18時) (レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀 | 作成日時：2018年1月2日 23時
