▼0-��.今日も彼らは光の中に ページ5
蔦がぐちゃり、と絡まった。
「「「「ぎゃあああああああああああああああ！！！！」」」」
蔦に捕らえられた海兵の体が、右へ左へあられもない方向に曲がる。
バキバキゴキゴキとなんというか痛々しい音をたてながら、海兵達は地面へと落ちていった。
「「「「うわあ、えっぐ」」」」
「仕方ねえだろ、デカい技使うのめんどいし。」
「あー隊長、手ぇ抜きましたね」
「めっちゃ物理攻撃じゃん、…いたそー」
後ろの海兵を見つめながら海岸へと走って行く。
森を抜け、小さな村を走り抜け、岩場を越えて海岸へ。
海兵が追いついていないのを確認し、乗ってきた船に飛び乗った。
「よーし、追いついてないっぽいな。船出すぞー」
あろまの声を合図に、機体操縦士であるきっくんがエンジンを付けた。
エンジンの振動が伝わってくる。
「あー待ってきっくん！！」
コハクは船を動かそうとしていたきっくんに声を掛けた。
「？どったの、コハク」
「そこにうすーく氷張ってから行くから」
コハクの一言にピンときたのか、きっくんが悪戯っぽく笑った。
「氷張るって、お前……」
「っへへ、海兵滑らせてやろー」
コハクがピン、指を動かすと、地面に氷が張られたようで太陽が地面に反射した。
「あはは、悪ぃ奴」
「あろまだっていっつもこんな感じでしょ」
船が動いた。
FB、あろま、えおえお、コハクの４人は船のヘリに身を預け遠ざかる海軍支部を見送る。
丁度見えなくなったところで、あろまがドカッと座り直した。
「さぁて」
「今回のミッションは海軍支部からの機密情報の獲得だったワケだが……
誰がゲットできた奴、いるか？」
しーん……
「…だろうと思った」
５人の溜息が漏れる。
「いやね、まあ今回は色々事件があったからね、仕方ないよ、うん」
「……また別の海軍支部、だな」
なんだかんだいってきっくんのロケラン事件は海軍支部に潜入していたあろま、コハク、えおえおの正体が即バレしたために起こったものだったため、やむを得なかったのだ。
援護射撃をしていたFBもきっくんの直後にロケランをぶっぱなしたためお互い様である。
「「「「「…はあ、」」」」」
大海原にこぼれる5人分の溜息。
極悪犯罪組織、であるはずの彼等の日常は、
毎日こんなもんである。
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琥珀(プロフ) - 南さん» うわああありがとうございます！！･:*+.\(( °ω° ))/.:+勿体なきお言葉…！！こちらこそリクエスト本当にありがとうございました！！今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月7日 21時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 名前が南になってますが、本当はくるみです (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - リクエストかいてくれてありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - 琥珀さん» 返信遅くてすみません（泣）はい、夢主だけで大丈夫です！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - くるみさん» リクエストありがとうございます！！ハルタとイゾウ、了解致しました！！登場するのは夢主だけが良いでしょうか…？ (2018年3月5日 18時) (レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2018年1月2日 23時
