▼４-��.決断 side:貴女 ページ38
「……オメェら、この話、信じるか？」
私とエースのやり取りの後、暫く声を発する人はいなくて。
長い沈黙の後、白ひげさんがクルーの皆に問いかけた。
"信じるかどうか"
これは私達が一番知りたくて、同時に知りたくない事だった。
クルーの皆はどうしようもなくいい人達なのは知ってるけど、不安な物は不安だった。
事実を受け入れてくれるか、嘘だと罵るか。
「おれは、信じてぇよい」
「！、マルコ」
「俺は確かに、悪魔を倒しているのは海軍だという情報を信じて疑わなかった。…でも思い返してみれば、不自然な事ばっかなんだよい」
一呼吸おいて、続ける。
「海軍が実際に悪魔と戦ってる所なんて見たことねえし、もし仮に海軍が悪魔を倒しているのが事実であれば…新聞の記事ももっと詳しく書かれていいはずなんだ」
戦況、犠牲、結果。
戦闘に関わることにおいてこれらの情報は必要不可欠だった。
それは報道に関しても同じで、ただただ結果を伝えるだけでなく、ある程度は戦闘の状況等も書かれる筈である。
それが、無いのだ。
「…俺も、今の話は信じようと、思う」
サッチ、
「…右に同じだ」
イゾウ、
「…俺も、信じるよ」
ハルタ。
「俺は信じるぞ！」
エース。
それに続く様に、皆口々に賛成の意を示す。
総勢1600名以上の白ひげ海賊団。
読心術が使える訳では無いけれど、皆の声からは不満は感じられなかった。
あちこちから飛び交う声。
信じるよ、という声の他に、頑張ったな、とか、ありがとう、とか、…一緒に冒険しようぜ、なんていう勧誘の言葉とか。
まさか、この事実をちゃんと受け入れてくれる人なんていない、というか少ないと思ってから、どうも慣れないあたたかさを感じた。
「…どうだ、オメェら。改めて聞くが……
俺の、家族にならねぇか？」
「「「「「…はい」」」」」
「なんというかまあ…面倒くさくて」
「ふざけてて、どうしようもねえ奴らで」
「もしかしたら、重荷になるかもしれないですけど、」
「受け入れて、下さるのならば」
「私達を、家族にして下さい」
この誘いは、断れないでしょ。
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琥珀(プロフ) - 南さん» うわああありがとうございます！！･:*+.\(( °ω° ))/.:+勿体なきお言葉…！！こちらこそリクエスト本当にありがとうございました！！今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月7日 21時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 名前が南になってますが、本当はくるみです (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - リクエストかいてくれてありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - 琥珀さん» 返信遅くてすみません（泣）はい、夢主だけで大丈夫です！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - くるみさん» リクエストありがとうございます！！ハルタとイゾウ、了解致しました！！登場するのは夢主だけが良いでしょうか…？ (2018年3月5日 18時) (レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2018年1月2日 23時
