▼４-��.擬い物さえ歴史となる side:貴女 ページ36
白ひげさんは、語り始めた。
白ひげさんは元々、えおえお達の存在を知っていたらしい。能力持ちの集団、猛スピードで最高手配度の危険人物にまで登り詰めたため、気になっていた、と。
ロジャーのクルーになったことも知っていた。
とはいっても、えおえお達がロジャーの船にいたのは一ヶ月ほど。白ひげさんとは結局、直接会うことは無かったのだという。
「俺がロジャーから事の真相を知ったのはオメェらが船を降りてすぐの事だった。…オメェらがロジャーの野郎に真相を伝えたのは、ロジャーを信用していたから、だろう？」
「あぁ、そうだ。少しの間しか船に乗ってなかったとはいえ、ロジャー船長の器の大きさには驚かされた…。だからこそ、伝えたんだよ。せめてあの人には、真相を知っていて貰いたかった」
「そうかァ…。ロジャーはお前らに許可なく話して申し訳ねぇと言っていた、だが理解してやってくれ…。アイツなりに考えたんだろうよ、真相を誰が知っているべきか」
「ロジャー船長のことも、白ひげさんのことも、俺達は信頼しています。そんな人には寧ろ俺達の事をことを知っていてもらいたい」
FBの言葉に続ける。
「能力持ちは理解されない存在です。この世の何万人もの人々が真相を知ったとして、全員が信じてくれるとは思いません。でも…皆さん方になら、たとえ信じてくれなくとも伝えたいと思っています」
私の言葉に、白ひげさんは頷いた。
一呼吸おいて、話し始める。
その語りは、白ひげ海賊団のクルーに向けてなのか、はたまた世界に向けてなのか。
本来は、常人ではとうてい敵わない＿＿＿"十字架能力"でしかまともにやりあえない悪魔のこと。
悪魔の討伐者の正体は、海軍ではなく私達能力持ちであること。
世界政府の情報工作と、偽りの報道。それに振り回される海軍。
知らずのうちに政府に騙される市民と、"守る運命"をまっとうしながら迫害される能力持ち。
元凶は、全て世界政府である、と。
「…とまあ、こういう事だ」
白ひげさんは全てを語り終えた。
その内容は、欠けてもいないし間違ってもいない。
クルーの皆は、語っている間、誰1人として声を出さず、ひたすら静かに耳を傾けていた。
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琥珀(プロフ) - 南さん» うわああありがとうございます！！･:*+.\(( °ω° ))/.:+勿体なきお言葉…！！こちらこそリクエスト本当にありがとうございました！！今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月7日 21時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 名前が南になってますが、本当はくるみです (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - リクエストかいてくれてありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
南 - 琥珀さん» 返信遅くてすみません（泣）はい、夢主だけで大丈夫です！ (2018年3月7日 15時) (レス) id: 118adbfd83 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - くるみさん» リクエストありがとうございます！！ハルタとイゾウ、了解致しました！！登場するのは夢主だけが良いでしょうか…？ (2018年3月5日 18時) (レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2018年1月2日 23時
