▽11-��.療養？生活 �� side:貴女 ページ8
飛んできた氷塊のその先。
「……あ、なるほど」
えおえおと青雉さんが戦っていた。
青雉さんが繰り出した氷を、えおえおの植物が物理的にぶち壊す。
たまーにテクニカルな技が繰り出されている。あろまとの合体技だろうか、炎を吹き出す植物が出現していた。
……とはいえ、ほぼゴリゴリの肉弾戦である。
そんな中でえおえおが破壊した氷の塊が飛んできたらしい。
＿＿＿＿＿ならせっかくだし、有効活用しちゃおうか。
私は上空にある氷の塊の高さまで一気に跳び上がる。
身体をひねる。
利き足を後ろに振りかぶる。
そのまま、氷の塊に狙いを定め。
下にいる赤犬さんに向かってそれを蹴飛ばし＿＿＿＿
「何をやっているんだ貴様らぁぁあ！！！！！！」
「「「「「「「「!?!?」」」」」」」」
＿＿＿＿＿突如響いた叫び声に、全員の動きが止まる。
私は急きょ目標を変更し、振りかぶった足はそのままに、誰もいない自分の真下に氷の塊を蹴っ飛ばした。
バギィん！と音を立てて氷の塊が割れる。
その上に着地して、声をした方を見た。
「第一、そこの五人は療養中だろうが！！加えて海兵！！貴様ら仕事はどうした！！」
「……センゴク、元帥……」
視線の先。私たちの戦闘をわらわらと集まって見ていたギャラリーの向こうに、三人の人影が見えた。
うち一人は激昴しているセンゴク元帥。
「ぶわっはっは！！！」
「笑い事じゃないわガープ！！」
豪快に笑っているガープ中将。
「……おまえたち、療養の意味を知らないのかい」
呆れ返っているつる中将。
まさかの海軍トップの登場に、野次馬の海兵たちは大急ぎで蜘蛛の子を散らすように去っていく。
「あ、あはは……」
なんだかギャグみたいな展開である。
中将達は逃げようにも逃げられないようで、表情には出ていないが少しずつ焦っているのか分かる。
なんかうけるな。
「言い出しっぺは誰だ？名乗ってみろ」
仏のセンゴクという呼ばれ方をしているはずが、仏のような穏やかな雰囲気は微塵もない。寧ろ閻魔だ。
「あ〜いやほらあれですよ！」
きっくんが慌てて声をあげる。
「なんだ」
「海兵さん達の鍛錬の手助けをするつもりで……」
「手助けでここまで戦う奴があるか！よりにもよって大将相手に……手助けでもなんでもないわ！！」
「たしかにね」
いやほんとその通り。
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琥珀(プロフ) - ゼンさん» コメントありがとうございます！ 作品中で主人公さんと一緒に旅してる4人組は、実在するゲーム実況者様をモデルにして書いています。YouTubeやニコ動などで「M.S/SP」と検索していただければ動画が出てくると思います〜！ (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 979a30272e (このIDを非表示/違反報告)
ゼン(プロフ) - このきっくん、あろま、えおえおのアニメ？物語の作品名を教えてください (2022年4月2日 2時) (レス) @page11 id: 7e17b8d3e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2020年4月14日 23時
