▼12-����.同盟締結 side:貴女 ページ21
「闘う友の後援をすればよいのじゃろう？……そなた達の力になれるのら、わらわはいくらでも手を貸そう」
彼女はその美しい相貌をふわりと緩ませて、私に笑いかける。
「……悪くねェな」
「……え、クロコダイルさん」
「お前らにとっての悪魔の存在がどうなのかは知らねェが…………おれ達にとっては少なくとも、アイツらは『見知らぬ脅威』そのものだ。
あんなクソでかい頭体の奴に襲われたら、島だろうが国だろうが簡単に吹き飛ぶ。
そんなことが起こったら島の運営も国の興行もクソもねェ。全部塵に帰るだけだ。
……その点、お前らが保守するってんなら、こちとら自分たちの業務に没頭できるわけだ。代金は情報提供だけ。おれ達なら簡単に入手できる。
……それともなんだ？お前らはハナから悪魔に負けるつもりなのか？」
「っそんな訳無いです！」
「ならいいじゃねェか。
……そういう、ものなのだろうか。
随分と買いかぶられてるような気もしてしまうけど、勿論私たちは悪魔から世界の人々を守るし、微塵もしくじるつもりもない。
そのために訓練も積んだ。戦闘技術も特殊能力も強化して、入手した手がかりは全力で追跡してきた。
……その経歴と自信とを引き換えに、彼らと同盟を組む。
彼らは私たちに、悪魔の恐怖のない未来への投資をするつもりなんだ。
「…………良いですね。やりましょう」
相手方に異議がないのなら、私たちはそれに全力で応えるだけだ。
「＿＿＿＿＿話はまとまったな？」
誰一人として反論する者はいない。
それならいいんだ。
＿＿＿＿＿好条件も好条件。望むところじゃん？
「ならばこれより＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿M.S.S Project・七武海・海軍三者間『対悪魔処置連携同盟』の締結とする！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
会議が終わって、三時間ほど経過した。
七武海、海軍、そして私たちで結んだ同盟。まさかこんなことになるとは思わなかった。
七武海の人達は軒並み帰っちゃったけど、まぁまた会えるから大丈夫だ。
……最低月一で、同盟定例会議が行われることになったのでね。
＿＿＿＿＿そんなこんなで、私たちも海軍本部を離れる時がやってきた。
▼12-����.未来の話をしよう No side.→←▼12-��.七武海会議本番 �� side:貴女
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀(プロフ) - ゼンさん» コメントありがとうございます！ 作品中で主人公さんと一緒に旅してる4人組は、実在するゲーム実況者様をモデルにして書いています。YouTubeやニコ動などで「M.S/SP」と検索していただければ動画が出てくると思います〜！ (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 979a30272e (このIDを非表示/違反報告)
ゼン(プロフ) - このきっくん、あろま、えおえおのアニメ？物語の作品名を教えてください (2022年4月2日 2時) (レス) @page11 id: 7e17b8d3e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀 | 作成日時：2020年4月14日 23時
