▼12-��.会議当日 �� side:貴女 ページ12
さすがに今日という日はビリではなかったらしい。
部屋に入れば海軍の参加者は既に揃っていたが、七武海はまだ一人もいなかった。
「おはようございますー！」
「……あぁ。そこの五席がお前らの席だ」
挨拶をすれば何を呑気に……と呆れた顔をされてしまった。
センゴク元帥に席を指定される。円卓の机の最も入り口に近い五席が私たちの席だった。
……七武海といい海軍の人達といい、どうも人間離れした身長の人が多い。3メートル以上とかザラにいる。
そのためか、今更気づいたけど椅子の背もたれがやたらと高い。きっくんやえおえおは結構背は高い方だと思うんだけど、それでも背もたれが余ってしまっている。なんとなく面白いね。
両肘をついてリラックスして待つ。
七武海が来ていないせいもあるのか、まだ室内の雰囲気は比較的緩めだ。
横目でなんとなく隣のきっくんを見れば、バインダーに綴じられた資料に目を通していた。
今回の会議で、件の「Crowley」の話やアンドロマリウスの話が七武海に説明されるとのこと。
中将以上の海軍将校たちにはそれは既に伝わっているようだ。
先日、「Crowley」の話をセンゴク元帥とガープ中将、つる中将に説明しに行った時、センゴク元帥は「協力体制の準備を整えている」と言っていた。
十中八九、今日の会議の内容はそれになるのだろう。
……てか、こうして横顔見るときっくんって美人だよなぁ。普段はただの奇才なのに……まつ毛長……
……あんまりじっと見ていじられるのも嫌なのでほどほどに。
私も手元の資料の確認をする。
見た感じ既知のものも多いけど、それを踏まえて海軍独自の調査を行った結果なんてのも載っている。
言うて概要がさらっと掲載されているだけなので、海兵からの説明をちゃんと聞かないといけない。
言葉の無いまま時間が過ぎる。
10分くらい経過したところで、背後の扉が開かれた。
「失礼します！王下七武海ボア・ハンコック様、バーソロミュー・くま様ご到着です！」
通達に来た海兵のその台詞をきっかけにして、室内の空気がビリッと尖る。
その海兵が下がり、少しして廊下から聞こえる大勢の足音。ハンコックやくまさんの護衛だろうか。
足音が止まると、会議室の扉が再び開かれた。
「…………。」
「コハクはおらぬか！！」
…………わお。
開口一番に海賊女帝様に名前呼んでいただいちゃったよ。
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琥珀(プロフ) - ゼンさん» コメントありがとうございます！ 作品中で主人公さんと一緒に旅してる4人組は、実在するゲーム実況者様をモデルにして書いています。YouTubeやニコ動などで「M.S/SP」と検索していただければ動画が出てくると思います〜！ (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 979a30272e (このIDを非表示/違反報告)
ゼン(プロフ) - このきっくん、あろま、えおえおのアニメ？物語の作品名を教えてください (2022年4月2日 2時) (レス) @page11 id: 7e17b8d3e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2020年4月14日 23時
