▼６-��.会議よ踊れ、そうして進め side:貴女 ページ9
瞳は全て私を射抜く。
ああ、なんと異質だ。奇異だ。
このとち狂った雰囲気。
この"偉大なる航路"の三大勢力の一つである七武海、海軍本部の上層部が揃うこの部屋は、確かに何かから逸脱していた。
……それでいいのだ。
そんな奴らが、一体私たちに何を望む？何を願う？何を求めて私を呼んだ？
それが気になって仕方が無い。
私をみてすう、と眼光を光らせた海軍の面子は他所に、私は明らかにひとつぽかんと開けられた椅子に遠慮なく腰掛けた。
センゴクはそんな私を一瞥し、続いて七武海の面々を見渡す。
私もぐるりと視線を動かす。円状の机を囲むようにして、参加者は思い思いの姿勢でそこにいた。
「……！」
ふと、目の前の"天夜叉"と目が合った、ような気がした。というのも、サングラスの奥の瞳は計り知れない。
……だが、そいつはその不気味な笑みを深めるだけで何もしない。
なんとなく居心地が悪くて視線を外した。
「……これで揃ったな」
センゴクがそう告げる。
「＿＿＿＿これより円卓会議を開始とする」
無感動なその声で、会議は始まった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
「〜〜〜が〜〜〜〜〜によりまして、〜〜〜しているとのことです。
この事情により、七武海に協力を要請する、と政府から伝令がありました。
＿＿＿＿以上、報告を終わります」
会議の始めは、後ろに控えていた海兵からの報告だった。
その内容は簡単。
＿＿＿＿最近になり暴れ回っている、"ソロモン72柱"の悪魔についてだった。
海軍はそれを脅威に思っているらしい。……それも当然か。「表向きは」悪魔は彼らが討伐していることになっているのだから。
でもその情報は遠く私たちの得ているものに及ばない。実際に戦って分かることもあるのだ。
内心皮肉をこめてそんなこと言っているが、決して口には出さない。
……口に出したらどうなるか、気になるところではあるけれど。
「…………フッフッフッフッ！」
突如として、笑い声が響いた。
その声の主は私の真正面。
「……………それだけかァ？たったそれだけで、七武海を動かすと？
落ちぶれたもんだなァ海軍！！決して折れないいつもの威勢は何処へ行った！！」
揶揄するようにそう告げる"天夜叉"＿＿＿＿ドンキホーテ・ドフラミンゴ。あの不気味な笑みは崩れない。
「ふん、貴様らに協力する気など塵ほども無いわ」
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琥珀(プロフ) - Irm?いるみ?さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきますm(__)m (2019年8月25日 20時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
Irm?いるみ?(プロフ) - 今まで、MSSのメンバーだけで固定でやって来ているので、個人的にはこのままで最後まで見たい気がします。。。加わってくれるのもそれはそれでおもしろそうなので良いのですが。。。 (2019年8月25日 18時) (レス) id: 5832349e61 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - めっちゃ面白いです!!!!!更新頑張ってください!!!!!!!!! (2019年4月30日 2時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 x他1人 | 作成日時：2018年3月9日 17時
