▽９-��.滞在につき �� side:貴女 ページ40
『コハクの部屋に…………』
『七武海が集合して…………』
『……三大将も集合して…………？』
……電々虫がこれでもかというくらい青ざめている。こんな顔見た事ない。
『ぎゃーーっっっ！！サッチが泡吹いて倒れたぞぉぉお！！』
『ビスタ隊長ラクヨウ隊長怖いです！！無言で武器出さないで下さい甲板傷つく！！』
『ちょっと、何人か海に飛び込もうとしてるよ！？僕一人じゃ抑えきれないんだけど！！イゾウ見てないで助けて！！』
『……俺も少し暴れねぇと気がすまねぇ。その場は任せたぞハルタ』
『ジョズ隊長そのまま！！耐えてください！！』
「う、うわぁ…………」
地獄絵図だ。音声だけでわかる地獄絵図。
え、みんなこんなにシスコン働いてたっけ……？
「あっはっはっは！！！！」
「んはははは！」
きっくんとあろまはツボに入ってしまったようである。
「どうする？えおえお」
FBが収集がつかなくなってきたこの場の雰囲気を察してえおえおに助けを求める。
えおえおは視線を横に逸らしながらも、きっくんから電々虫を取って受話器を持った。
「……まあ、何があっても俺らが守るんで。安心して待ってて」
「「「「…………え、強者発言！？！？」」」」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「………………はぁ」
今日ほど訳の分からない一日は無かった。
電話はえおえおが強者発言を残して切った。
辛うじてそれは向こうには聞こえたみたいで、頼むぞぉー！！という雄叫びとお父さんの笑い声が最後に響いたのだった。
……まあその時後ろから聞こえたサッチを介抱する音やらガキィン！という金属音やら銃声やらは聞こえなかったことにする。
「……蛇を持つ悪魔……か」
＿＿＿＿＿そして、今日戦った悪魔について。
体調は約200メートルほどだったろうか。
海の中で立ち、海軍本部の建物を潰せるほどの巨体。そんなやつがこの世に何体も放たれてしまえば、文字通り「この世の終わり」。
そして、暴走の呪陣。
第三者が悪魔を動かしている可能性を裏づける何よりの証拠。
できればそれを否定したいが、世の中そう上手くいくものでもない。
問題は山積みだった。
考えることもやることも多すぎて、はっきり言って気が滅入ってしまう。
でも。
今日出会った海軍と七武海の人達と、大切な家族のことを思う。
そして、何より頼りになる四人のこと。
……彼らを守るということに繋がるのならば、この身はどうなっても構わないのだ。
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琥珀(プロフ) - Irm?いるみ?さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきますm(__)m (2019年8月25日 20時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
Irm?いるみ?(プロフ) - 今まで、MSSのメンバーだけで固定でやって来ているので、個人的にはこのままで最後まで見たい気がします。。。加わってくれるのもそれはそれでおもしろそうなので良いのですが。。。 (2019年8月25日 18時) (レス) id: 5832349e61 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - めっちゃ面白いです!!!!!更新頑張ってください!!!!!!!!! (2019年4月30日 2時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 x他1人 | 作成日時：2018年3月9日 17時
