▼８-��.七武海と �� side:貴女 ページ30
「………………」
部屋の中を静寂が包む。
それに私は我に帰った。
「って、あはは。何言ってんだろ、私。すみません、変なこと言って」
自分の中でも全然纏まってないし。なんだがおかしなことを言ってしまって途端に恥ずかしくなった。
……まじでなにやってんだろはっず！！！穴があったら入りたい！！！
というか静寂が痛い。せめてなんか言ってほしい。やめて〜〜〜この空気無理！！！！
「コハク、そなた…………」
「っは、はひ！！なんでしょうハンコックさん！！！」
隣でわなわなと震えているハンコックさん。その表情は伺えない。……蹴られる？もしかして蹴られる？？嘘をつくな！って蹴られる感じ？でもこれ一応本心ではあるんですけどでもあんな言い方したらそりゃおかしいわな蹴るよね分かります
「………………なんと美しいのじゃ！！！」
「ぎゃっ!?!?」
予測出来なかった衝撃。私はがっつりバランスを崩す。
なんかもふもふする…………と感じたど同時に圧迫感。あ、これもしかして。
「戦いに加えて心すら美しいとは……！その真っ直ぐな姿勢、やはりわらわが見込んだ通り……！！」
「ぐえっ、あ、あの、ぐるじっ……」
ぎゅうぎゅうと力強く抱きしめられる。しかも、あの！！貴方様のお胸が！！！当たっておりますが！！！大丈夫なんですかねこれ！！！！！
「……おい、離してやれ」
「む、なんだクロコダイル！貴様、わらわに指図するなど……」
「苦しんでんだろ」
「はっ！す、すまぬコハク……！！わらわとしたことが、愛しさのあまり……！！」
「はぁ、はぁ……ぁ、大丈夫です、のでお気になさらず」
ってよくよく考えたら海賊女帝に抱きしめられるとか私とんでもない体験したな！！やったぜこれ一生自慢できるやつ！！
そんな内心狂喜乱舞。
……だけど、平静を装ってクロコダイルに告げた。
「…………まあ、はい。訳わかんないとは思うんですけど、そういうことです」
「＿＿＿＿＿＿はぁ、お前は馬鹿か」
「え"」
えっ？
貶された？？さすがにいきなりそれは酷くない？？だいぶハッキリ言われたよ？
けれどクロコダイルはそんな私をよそに、呆れたように笑う。
「…………てっきり海軍やおれ達に恩でも売るつもりなのかと思ったが………………まあその様子だと嘘でもねェんだろうな」
▼８-��.七武海と �� side:貴女→←▼８-��.七武海と �� side:貴女
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀(プロフ) - Irm?いるみ?さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきますm(__)m (2019年8月25日 20時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
Irm?いるみ?(プロフ) - 今まで、MSSのメンバーだけで固定でやって来ているので、個人的にはこのままで最後まで見たい気がします。。。加わってくれるのもそれはそれでおもしろそうなので良いのですが。。。 (2019年8月25日 18時) (レス) id: 5832349e61 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - めっちゃ面白いです!!!!!更新頑張ってください!!!!!!!!! (2019年4月30日 2時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀 x他1人 | 作成日時：2018年3月9日 17時
