▼８-��.療養生活 side:貴女 ページ24
えおえおは私の肩から手を外すと、真っ直ぐモモンガを見据えた。睨み合い、という訳では無いが、二人の間に会話は無い。
そんなとき、えおえおの後ろからきっくんがやって来た。きっくんはえおえおに目を合わせる。えおえおはそんなきっくんを見て、後ろへと歩き去っていった。後ろからあろまに声をかける声が聞こえてくる。
きっくんは柔らかく笑って口を開いた。
「………お心遣い、感謝します」
「……………礼なら、センゴク元帥に言うことだな」
きっくんの言葉に、モモンガは静かに目を閉じた。
そして、正義のコートを翻して踵を返す。
それを見送って、きっくんはこちらへ笑いかけた。
「……行こ、コハク」
四人が屋根から降りる準備をし始めたところで、私もそれに加わる＿＿＿＿前に、ふと後ろを振り向いた。
「っモモンガ中将！！」
屋根の反対側にいる彼が動きを止める。
「ありがとうございます！！！」
向こう側の彼にも届くようにそう叫んだ。
モモンガはふ、と動きを止める。
そうして少しして、屋根の下へと降りていった。
＿＿＿＿彼が少し呆れたように息をついた、気もした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
海軍本部の医療棟、その一室で私たちは治療を受けた。傷はそれなりに深かったが、外傷で済んだようで、内臓などに被害は無い。数日安静にしていれば大丈夫、とのことだった。
海軍本部の軍医達には嫌な顔されるんだろうな、と思ったがそんなことはなく、いただいた言葉は「医者の前では立場など関係無い、怪我人は怪我人だ」とのこと。
うん、泣きそう。
「なんかお世話になっちゃったね」
「まあ、な」
今は五人で本部内を歩いている。先程会った若い海兵によれば、きっくん達の部屋は私の客室に並んだ四部屋が与えられているらしい。
先程センゴクに挨拶でもするか、と会議室に寄ったがもぬけの殻だった。みんな復旧作業に追われて忙しいらしい。被害は小さく収まった方だとは思うが、それにしたって倒壊した建物数棟と悪魔に潰された十数艘の軍艦の穴埋めにはそれなりの労力を要する。
七武海も帰っちゃったのかな？まあ、残る義理も無いっちゃ無いか。
「おー、ココが俺らの部屋か」
私の部屋につくと、隣に並んだ客室の扉を見てFBがぼやいた。
とりあえず一段落、ということで各々休憩をとる事になっている。休憩後は5人でお父さんの所へ連絡を入れる予定だ。
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琥珀(プロフ) - Irm?いるみ?さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきますm(__)m (2019年8月25日 20時) (
レス) id: a397407caa (このIDを非表示/違反報告)
Irm?いるみ?(プロフ) - 今まで、MSSのメンバーだけで固定でやって来ているので、個人的にはこのままで最後まで見たい気がします。。。加わってくれるのもそれはそれでおもしろそうなので良いのですが。。。 (2019年8月25日 18時) (レス) id: 5832349e61 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - めっちゃ面白いです!!!!!更新頑張ってください!!!!!!!!! (2019年4月30日 2時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 x他1人 | 作成日時：2018年3月9日 17時
