48話 ページ50
デ「だが私は、幽霊となって、このフロアに住み着いた。
何故か走らないが、私の魂はここに残ったのだ。
そのことを知った私は、4年間、ここでAを見守ってきた。
Aも幽霊の私を見たときは結構驚いたが、めんどくさがり屋だからな.....
別にいいと見逃してくれている。
だが今、Aの記憶が、アイザック、お前と出会ったことで戻りかけている。
別にお前達を助けず、あのまま殺されていてもよかったが....
私は、試したいのだ。Aが、記憶を取り戻せるかどうか。
....まぁでも、アイザックがAに過去のことを話したらそれで終わってしまう。
それは、あまりにつまらないのでな。お前たちに、試練を与えよう。」
ザ「試練だぁ?さっきから何言ってんだよ、お前。
一人でベラベラ喋りやがって。」
デ「ふん....簡潔に説明しよう。
ザック、お前の記憶は塗り替えさせてもらう。」
ザ「はぁ!?」
レ「記憶を、なくすの....?」
デ「そういうことだ....!」
―――その時、ディアの後ろで黒い影が動いた。
*
『ザック....レイ...?』
デ「!A!?」
『あ、何だ夢か...』
レ「A...?」
驚いているディアを無視し、私は二人に告げる。
『...ザック、レイ。えっと、聞いていいかな?
一回寝て、目が覚めたの...
私は、外に出たい。
だから、その.....今更だけど、私も一緒に二人と外に出ていいかな....?』
そう、あの後、夢を見た。
....二人が、死ぬ夢を。
私は、もの凄く悲しくなった。
それで、気づいたんだ。
―――私も、二人といて楽しかったんだって。
レ「......」
ザ「......」
起きて夢だと知った時、私は何も考えずに二人に話しかけたけど....
さすがに一度殺そうとしたくせに仲間になって何て、ふざけすぎてるかな。
『えっと....その....』
レ「....私はいいよ。ザックは....」
ザ「....別に、構わねぇよ!」
『本当!?やった、ありがとう!』
満面の笑みで私は喜んだ。
まさか許してもらえるなんて....
ザ「!.....じゃぁ、行くぞ!//」
レ「ザック、なんで顔赤いの...?」
『本当だー』
デ「....私を無視するな....まぁいい。
ザックに話がある。A達はエレベーターを動かせ。」
レ「わかった....」
ザ「あぁ?何だよ。」チャキッ
ザックは、ディアに鎌を向ける。
デ「本当に話だけだ。鎌を向けるな。
話というのは...」
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ザックの嫁 - 例えが可愛いのがザック (2019年12月12日 21時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
remipatya(プロフ) - ザックLoveさん» いえいえ! (2017年8月25日 19時) (レス) id: 2f83d12ffa (このIDを非表示/違反報告)
ザックLove - ありがとーございます! (2017年8月25日 17時) (レス) id: efef187557 (このIDを非表示/違反報告)
remipatya(プロフ) - ザックLoveさん» あ、はい!それは過去編の後で書きます! (2017年8月25日 6時) (レス) id: 2f83d12ffa (このIDを非表示/違反報告)
ザックLove - ザックとの萌え要素がほしいですね! (2017年8月24日 22時) (レス) id: efef187557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:remipatya x他1人 | 作者ホームページ:http://201511kb
作成日時:2017年7月4日 6時