～知り合い以上友達未満～【殺戮の天使】 (ページ5)

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４話ページ5

レ「エレベーター止まっちゃった....」

『B6....かぁ。』

確か、さっきがB7だから....一階ずつ進むとして、B5,4,3,2,1.....

後、5回エレベーターに？

じゃぁ、これからもさっきみたいな尋問が....

.....いや、それはないな！！←

明らかに雰囲気違うし！！なんか、生贄になったっぽいし！！

ん？待って.....ヤバくないか？それ...

レ「ここ、建物の中....？

変な感じ......」

『確かに...』

さっきのような、何かの施設のような所とは打って変わって、町の裏路地のような暗い場所。

しかも、ゴミ箱には、悪臭がする上にハエまで....

すくなくとも、ここに誰かいたことは間違いないだろう。

人がいなければ、生ゴミなんかは生まれない。

『...とにかく出口を探そう。』

レ「....えぇ。」

――――カラン...

『！！』

レ「........？

......誰か、いるの？」

シィーン...

『いない...？』

レ「行こう...」

もし、今のが聞き間違いじゃないとしたら....誰か、ここにいるってことだけど...

レ「一体、私何でこんな所に....」

『....まぁまぁ。今は考えても仕方ないよ。

ん？あ、これ新聞だよね？』

レ「....新聞....？」

『レイ....その....』

レ「ｺｸｯ」

【連続殺人鬼】

――××年××月××日、××州××の道路で、男性の遺体が発見された。

切り傷から、この町を騒がしてる連続殺人鬼の仕業と見られる。

事件が起こったのは「明日新車が届く」と嬉しそうに同僚に語っていた翌日である。

『！？』

あ、あれは...！？

レ「殺人事件の記事か....気味悪い....

...速くこんな所、出たい。」

『....私も出たいよ...見てあれ。』

レ「血....！？」

『と、食べかけのスナック菓子。(^_^;)』←

レ「誰か、怪我した人がここにいる...？」

『そうかも....けど、それは.....』

そう、馬鹿でもわかる。

怪我をした人がいるってことは.....

当然、このビルのどこかに、怪我を“させた”人もいるわけだ。