大嫌いなアイツ~with kazuma~

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その日の授業も終わり




みんなあちこちで部活に行く子もいれば



友達とどこに遊びに行こうか話してる子がいる






そんなのを私は横目で見ながら帰りの支度をしていた





すると私の後ろを通って帰ろうとしてる人がいた





そう、川村壱馬だ





私は教室から出ていこうとする壱馬を追いかけて話しかけた




「ねぇ、壱馬」


すると、ピタッと動きが止まりこっちを向いた





壱「なんだよ…」


「役決めのことなんだけどさ、やりたくない気持ちもわかるけどさ少しは言い方どうにかならない？」


壱「あ？気持ちわかるだと？俺がなんでやりたくないかも知らないくせにいうなよ」

いっつも壱馬は突っかかってくるような言い方をされてムカつくけど表情には出さない

そして、マスクを目の下まであげた

「別に無理にやれとかじゃなくて少しは協力してほしいなって…」

壱「…別に俺はめんどくさいとかじゃなくて歌を歌う時間を削られたくないんだよ」


そゆことか…

壱「別に文化祭の準備とか言ってくれれば手伝う」

「わかった、ごめんね？」

作り笑顔をして言った


するとまたあの瞳でこっちを見てそのまま出ていった

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