世 界 で 1 番 カ ワ イ イ 君 が 。((緑))

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朝起きた時から戦いは始まってる。





洗顔をしてスキンケア。もちろん夜同様念入りに。








目覚めの白湯からスタート、朝ごはんはフルーツをメインに。





それからバレないように軽ーくメイク。




まつ毛はしっかり上げなきゃね。



今日はゆるふわポニーにベロアの赤いリボンを巻き付けて





よし、今日も可愛い







｢いってきまーす！｣






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道を歩けば振り返られるし




電車に乗れば視線が刺さる。





口角はいつも上向きに




1点の隙もなく可愛く





ひとりでいるとき以外はいつだって戦いだ。




だから、めげないわよ




こんなことくらいで、心を痛めてたら負けだもの






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｢…うざ、｣




下駄箱を開ければ、直ぐに違和感に気づく。




ぐちゃぐちゃされてる上履き




高校生にもなってこんなの、みっともない





｢如月さんおはよー！どうしたの？｣



｢おはよう。ううん、何でもないよ｣






笑って返すけど、本当は超腹が立ってる。



だけど隙なんか見せたら相手の思う壷だから。



ビニール袋にローファーを入れて、折りたたみのスリッパを取り出す。




何事も無かった。





今日もいつも通りだから。

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