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｢っ、なんでも、ないよ｣
へらって、笑ってみせる
気づかないでいて
わたし、あなたの前でカッコ悪いとこ見せたくない
『嘘やん』
｢嘘じゃないよ｣
『嘘やって』
｢…ほんと 、違うから｣
･
･
･
『じゃあ、なんで目え見てくれへんの』
見ちゃったら、泣いてしまうからに決まってるじゃない
今、あなたと顔を合わす自信が無いの
『こっち、見てよ』
不意に掴まれた腕が、熱を帯びていく
･
･
1度、深く深呼吸をして目線を上に上げれば、心配そうに眉を下げる渋谷くんが映る。
｢…き、だもん｣
『え？』
今なら、まだ戻れるよ
だから、止まって
お願い、今だけ
体、言うことを聞いて
･
･
･
･
｢わたしの方が、渋谷くんのこと…すきだもん｣
･
･
･
あぁ、わたしの大馬鹿野郎
渋谷くんの、困った顔なんか見たくないのに
おはようって
笑ってくれる顔がすきなのに
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かぼさん(プロフ) - どストライクです。いきなりすみません…；更新楽しみにしてます！ (2019年12月20日 1時) (
レス) id: befcb3ad45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな | 作成日時：2019年11月17日 12時
