turn 11 ページ11
章大は、優しく笑う
まるで、小さな子をあやすように
ガラス玉を、包み込むように。
『君じゃなきゃ、あかんねん
なら、ええやん。…嫌やも、できるも、君次第』
･
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･
『…堕ちへんよ』
･
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次の瞬間、また曲が始まった。
『これが最後です！盛り上がって行きましょう！！』
また章大は、キラキラの世界の住人に戻っていった。
だけどわたしは、その場から動けなくなった。
堕ちないって言葉に、締め付けられた。
…ほんとうに？
ほんとうに、堕ちない？
もう、踵半分、堕ちかかってるのに？
ステージから目を逸らす。
だけどまた、ステージを見てしまう。
｢…章大、｣
教えてよ
あなたが堕ちた先には、何があったの？
どうしてそんなに、キラキラしてるの？
あなたの言うことがほんとうなら
わたし、まだ
…戻れるのかな
あの頃の、無敵な自分に
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kanon110630(プロフ) - 私もしキラキラしていた頃を思い出しながらこの作品を読ませていただきました！すごく、心に残ったので初めてながらコメントさせて頂きました。 (2020年8月20日 1時) (
レス) id: 62a508c8ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな | 作成日時：2019年11月12日 16時
