affection 36 ページ36
久々にお昼のチャイムが嬉しかった。
1人になってしまった休憩時間、食堂の隅っこでひっそり食べる。
お魚の絵が描かれた可愛らしい弁当箱を開けると、これまた綺麗な彩りのおかずたちが顔を覗かせた。
「いただきます、」
小さくそう呟いて、綺麗な形の卵焼きを口にする。
「…あれ、」
そしてすぐに気づく。
…わたし、この味を知っている。
次に食べたアスパラの豚巻きも、きんぴらごぼうも
端っこにカットフルーツを入れてるのも
全部、…
.
.
.
「…章大、だ」
間違う訳ない
間違える、はずがない
これであのとき大倉さんが複雑そうな顔をしたことにも合点がつく。
…馬鹿じゃないの、
残ったお弁当を包んですぐ、わたしは食堂をあとにする。
目指す先は、ひとつしか無かった。
彼がたまにサボるときに居る場所
わたしの前じゃ吸わないタバコを、あなたが吸う場所
エレベーターで最上階まで行き、非常口から外に出た。
非常階段をひとつ上がった場所に、彼はいる。
顔が見えなくたって、すぐに分かった。
「章大」
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ゆる - わっ驚きです (;;)(;;)Twitterもいつも拝見しておりましたありがとうございます (^^) (2018年12月25日 9時) (
レス) id: 48d31a04f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - ゆるさん» はい、そうです！見つけてくださりありがとうございます(*^^*) (2018年12月24日 0時) (レス) id: a7d89aee54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - はるかさんですか？？(;;)(;;) (2018年12月23日 16時) (レス) id: 48d31a04f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな | 作成日時：2018年12月22日 13時
