affection 14 ページ14
『じゃあ』
「…ありがとう」
小さくそう言うと、彼はふっと微笑んで帰って行った。
綺麗に片付けされたキッチンと、まだ湯気をたてるお味噌汁。
明日の朝の分まで作って行っちゃった。
「おいしいんだよなあ、」
薄味なわたしに合わせて控えめな味。
がっちり胃袋は掴まれてしまってる。
でもどこか悔しい。
.
.
.
ソファで体育座りをしていると、ふとあの子のことを思い出す。
わたしにそっくりな、あの子。
「サナ、さん」
その名前を口に出してみても聞き覚えはなく、テーブルの上に置かれた鏡を覗けばそこに映るのはただのわたし。
あの子じゃないのに、あの子に見える。
そして改めて分かる、
わたしはあなたのことをよく知らない
わたしが知らない、あなたがいる
「訳わかんない」
膝に顔を埋めた。
生暖かい、自らの皮膚に触れる。
何故かそれが嫌で、わたしは立ち上がる。
お風呂場までの廊下に衣服を脱ぎ捨てながら歩いた。
道筋のように繋がった衣服が、どこか滑稽だった。
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ゆる - わっ驚きです (;;)(;;)Twitterもいつも拝見しておりましたありがとうございます (^^) (2018年12月25日 9時) (
レス) id: 48d31a04f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - ゆるさん» はい、そうです！見つけてくださりありがとうございます(*^^*) (2018年12月24日 0時) (レス) id: a7d89aee54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - はるかさんですか？？(;;)(;;) (2018年12月23日 16時) (レス) id: 48d31a04f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな | 作成日時：2018年12月22日 13時
