建築学科のお嬢ちゃん【New】 (ページ23)

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生徒１・バスコだ！なになに！

生徒２・ケンカして学校休んでたんでしょ？

生徒３・何十人も相手したって噂！

蛍介・( ぼ…僕のせいで休んでたんだよね？仕返しとかされたらどうしよう！)

バスコ・…コップはちゃんと返却台に持ってけ

貴仁・テメーら、揃いも揃って…全員死にてーのか！部外者が首突っ込むんじゃねーよ

バスコ・物を投げるなと、親に教育されなかったのか？

貴仁・はあ？とっとと失せろや！

バスコ・俺が代わりに教育してやってもいいぞ

貴仁・フｯ、やんのか？

バスコ・ああ、やってやるよ

ガクブルガクブル ( 蛍介達が震えている )

蛍介・( どうかとばっちりだけはご勘弁を！！)

バスコ・グラサン外せ

貴仁・！？

A・( ついに！！)

貴仁・い…いいから、かかって来いや！！

バスコ・眼鏡をかけているヤツには手を出さない、常識だ

貴仁・くｯ！！クソ野郎！！

ガン ( 貴仁が机を蹴り飛ばす )

貴仁・どいつもこいつもうっぜーな！！

バスコ・？

○瑠・あの野郎！！

生徒１・なんだよもう終わり？

生徒２・なんで逃げたんだろうね

生徒３・ざんねーん

生徒４・ビビったとか？

生徒達のヒソヒソ話す声が聞こえてくる。
そんな中女生徒達はファッション学科の男の子達を見て噂している。

生徒１・ねえねえ

生徒２・それより見てよ

生徒１・ファッション学科の男子、イケメン揃いだよね～

生徒２・蛍介、学祭のドレオク出るの？ライブとか出ないの？

蛍介・え…？ぼ…僕なんかがそんな

生徒３・フフｯ、またまた～

生徒４・ドレオク出てよ、私落札するから

金髪ちゃん・あんたがなんでケンカしなかったのか、私にはお見通しだから

貴仁・うるせえ

流星・まったくどいつもこいつも… 、ケンカなんかアホくせえ、なあ？

瑞希・うふふ

生徒１・蛍介ライブ出なよ～

生徒２・ドレオクは？

流星・瑞希～

バスコ・……

ほろり ( 周りの楽しそうな会話を聞いてバスコが涙を流す )

○瑠・( バスコ… )

泣いてる晃司くんを横目に私はゆっくりと歩いて転校生くんのほうに向かった。

そして転校生くんの目の前に立った。

A・ファッション学科に転校してきた長谷川蛍介くんだよね、ちょっといいかな？

蛍介・うん… ( なんだろう… )

バスコ・！？

○瑠・！？( A…？どういうつもりだ？)