建築学科のお嬢ちゃん【New】 (ページ18)

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バスコ・…今すぐ、おばさんから受け取った金、よこせ

蛍介・！？ ( な…なんでそれを？…見られたのか？僕から金を巻き上げるつもり？)

バスコ・( コンビニの少年に、返してやる )

蛍介・( 結局バスコも、あいつらと一緒だったってこと？カツアゲには慣れてるけど…！！いつもなら惜しまず渡すけど！！知ってしまった！！あのお金は！！身を削って、僕のために稼いだお金！！簡単に奪われてもいいような…そんな軽いものじゃないんだよ！！)

蛍介は言った。

蛍介・こ…断る

バスコ・！？

蛍介・絶対に渡せない！！

バスコ・そうか… ( ついに見せたな！)

蛍介・いや…渡さない！！

サｯ ( 蛍介が構える )

蛍介・もう奪わせない ( 腕は顔の横…重心は… )

ガクガクと震えながらバスコをまっすぐ見つめる。

バスコ・自分は奪われるのは嫌とは、身勝手なヤツめ、お前みたいな人間はみんな身勝手だ ( ボクシングか、なるほど、構えからして※アウトボクサーだ、破壊力よりスピード勝負の構え！！)

※距離を保って戦うテクニック型ボクサー

蛍介・( かかとを上げるんだっけ… )

バスコ・( どうりでよけるのが上手いのか、だが仕掛けてきた瞬間お前はおしまいだ！肉を差し出し骨を頂く！それが俺流のケンカ！俺の構えは殴られてもビクともしない肉体があってこその構え、ただその忍耐力のみが可能にする構え！！)