建築学科のお嬢ちゃん【New】

003 ページ3

学校が終わってから家に帰ってすぐ寝てしまった私は変な時間に目が覚めた。

気分転換にコンビニ行こう。

家から歩いて15分、コンビニに着いた。

コンビニの外にはガラの悪い不良達が屯っていた。
私は不良達を横切ってコンビニに入った。

チリン

チビ蛍介・いらっしゃいませ

しばらく店内を歩いているとお客さんが来た。

チリン

チビ蛍介・いらっしゃいませ

挙動不審な人だなぁって見ていると見覚えがあった。確かあの子はファッションデザイン学科の森永 正樹 ( もりなが まさき )くんだ！！

森永くんは入ってきてすぐ店員さんに話しかけていた。

森永・あの…充電器ってありますか？

チビ蛍介・あ…あちらです

森永・あった充電器！バ…バレたら警察行きだよな？

森永くんは１人でブツブツと喋っている。

バｯ ( 服の中に充電器を隠す )

え…森永くん、充電器を服の中に入れた、まさか…万引き!?

チビ蛍介・！！

店員さんも驚いている

ダダダｯ

チビ蛍介・あ…あの！

森永・こ…今度 必ず返しますから！

ダダダダｯ

逃げた！

ガｯ

躓いた！！

ズテーンｯｯ

コケた！！！

チビ蛍介・あ、あの…

店員さんが恐る恐る声をかける

チビ蛍介・だ…大丈夫ですか？こ…こういうことは僕も困りますので…

優しいひとだなぁ…

ジーン ( 森永が泣く )

あ、森永くん泣いてる。

チリン ( 不良達が店内に入ってくる )

不良１・下手こきやがって、パクって来いとは言ったけど万引きとは言ってねーぞ

不良２・よーデブ

不良３・なんなのあのデブ、キモ

不良４・頼むからいい加減 帰れクソ女…

森永くん…あいつらに充電器 取って来いって命令されてたんだ！！関係ない店員さんにまで絡んでる…

不良２・あのデブ口封じしてやっか

不良４・おい、どうするよ

不良１・そうだな…雑魚同士でタイマン張れや

タイマン!?

004→←002

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す