君にクロユリの花束を【東海オンエア】 (ページ1)

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サヨナラ① てつやページ1

あなたside

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目が覚める。小鳥のさえずりで目覚めるような爽やかな朝じゃない。

横で呑気に寝てるのは東海オンエアのてつや。出会ったのは半年前くらいにクラブで出会い、そのままお持ち帰りされて、ズルズルと関係が続いて今に至る。

貴方「さむ…」

裸なため少し肌寒い。私は足早にシャワーへ向かう。

てつやと寝る度に惨めな気持ちになる。だって、てつやには彼女がいるから。いるのに私のことをまるで愛してるかのように抱くから勘違いしてしまう。

貴方「最悪な気分…」

シャワーから出て、適当にてつやの服を着る。よかった臭くない。

てつやの部屋のドアが開いた音がする。起きたのか。

てつ「ん、おはよ」

ふにゃと笑うてつやが可愛い。

貴方「おはよ。今日、撮影何時から？」

てつ「たしか、10時かな。」

貴方「おっけ、それまでには帰るね」

メンバーに見つかったらてつやが浮気したのがバレてしまうため、撮影までには帰る。

私が髪をとかしていると、後ろからふわっとてつやが抱きしめてくる。

てつ「んー…落ち着く」

こんな思わせぶりされたらどんな女でも勘違いするだろう。

貴方「もう…やめてよ…」

強く拒否できない私も私だが。

てつ「嫌じゃないくせに」

貴方「うるさい…」

悲しいのに嬉しい。嬉しいのに苦しい。