お隣さんは超変人

3 ページ3

今まで長々と友達かのように話していたが彼が引っ越してきて初めて会う隣人だと気づいた

咄嗟に名前を聞こうとするとちょっとおかしな日本語になってしまった



貴「はい！わすれてました！」


「忘れてたって･･･いいや、俺は･･･取り敢えずシルクって呼んで。」


貴「シルク？？外国のひと？だからそんなに目つきがわるいんですね！」



シ「やかましいわ。コテコテの日本人だわ！」



目つきも悪いし、唇の主張も強い隣人はとてもツッコミ上手なようで。



貴「わ！ごめんなさい！！えと、パーツの個性がつよいですね！」


シ「それ褒めてる！？」



貴『わぁわぁぁ！ほんとにごめんなさいぃ！』



シ「母国語になってる！もう玄関でこんな大声出してたら近所に迷惑だから入って！！！」



貴「え？わ！おじゃまししまます！」




半ば強引に入れられたがあれだけ大声で話をしていたらやっぱり危ない




貴「あの〜、私はなぜここへ？」



シ「うるさかったから」

貴「ごめんなさい。」




真顔で言われるとちょっとグサッとくるよ。


あ、お腹空いた。←Theマイペース



シ「なんでここに引っ越してきたの？」


貴「んー、何となく？？わすれた！！


日本にはたくさんホワイトタイガーのぬいぐるみがあると聞いて！来た！」


Aもまた兄と同じくトラやライオン好きで、中でもホワイトタイガーが一番のお気に入りらしい


日本では沢山グッズが売ってあるとの情報だけで引っ越してきたらしい


なんともアホ。




シ「それだけ･･･」


貴「ホワイトタイガーはとってもかわいいんです！ダメですそんなふうに言ったら！」


シ「わ、分かったからごめんって！近い！」



貴「分かってくれたならいいです！」



鼻先と鼻先が触れそうになるほど近寄ったが。全く気にしていない感じ


そこで思い出した、さっきの玄関前にいたあの女の人は誰なのだろう



貴「さっきの女の人は、だれですか？あー･･･Girlfriend？」


シ「発音良すぎだろ。彼女じゃない

俺、というか俺とあと6人でYouTuberやってんの。ありがたいことにファンの方も沢山いるけど中にはああいうちょっと度が行き過ぎた子もいるんだ。

だから今日はマジで助かりました！ありがとう！」


貴「いいえ〜！！へぇ、YouTuberさん！私おにいちゃんが有名人だからそういうことはきいたことがあります！

きをつけてくださいね？」



お兄ちゃんはとてもファンが多くてすごいと思ったけど同時に心配もしてた


シルクさんもほんとに気をつけて欲しいな

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す