私、失敗しないので

Dr. 105 ページ7

あの後もうすぐに帰ることにした、炭治郎も煉獄さんも病み上がりだし


はっきり言って起きた後のパパ上が超怖いんだよね！

煉獄さんの顔でぶん殴られる可能性あるやん？もし私がやり返しで卍固めとかしたらどうしよう･･･って思って(そっちの心配か。)


貴『あぁ！煉獄さんいればいいよここ！貴方バケモン級に回復早いからもうお家におってもええくらいやし』


煉「素直に喜んでいいのかわからない！」



喜べよ。最上級の褒め言葉だぞ！

少し汗が目立って苦しそうになってきた炭治郎を俵担ぎし玄関へ向かっていった



炭「すごく肩が柔らかいと思ったけど、下ろして欲しい切実に」



貴『何言ってんのこのデココラ。

んじゃ！帰るねー 』



笑顔で煉獄ブラザーズに手を振り蝶屋敷へと戻る

絶対善逸「どこいってたの！？」とか言ってめっちゃ続いてきそう。･･･炭治郎に。




貴『どんまい炭治郎』



炭「話が理解出来ない。というか下ろして･･･」



すまんが無理だ。君下ろしたら絶対子鹿みたいになるもん転けるもん

転けたら地面に頭うつやん？





地面が壊れる。てか地球が崩壊する


炭「すごく失礼なことを言われた」


気がする〜じゃないんだ。確信なの？？？


貴『どんまい炭治郎』


炭「さっきと言葉おんなじだぞ、」



煉獄家を出てからずっとこういう話をしてきたが、この風景はとてもシュールなものだった


だって俵担ぎされてるやつがしてる奴をツッコンでんだよ？
もうカオスじゃん？


多分私この人たちにあったらまず近寄らないね。運悪く今私たちが遠のかれる側だよ



急に静かになった炭治郎、


炭「俺、戻ったらすごく鍛錬に励むよ、傷つく人をもう出したくない、今回煉獄さんはAのおかげで助かったけど、今後ずっとそうなる訳じゃないって知ってるから


だから俺は大切な人に何も起こらないように強くならなきゃいけない
努力しなきゃ･･･皆が守れるように、強く」


炭治郎、食いしばってるなぁ･･･長男ってこんなに考える子だったっけ？

炭治郎は生まれた時から仏のように優しいからねぇ･･･


貴『んじゃ私も頑張ろ〜、私も強くなればもっと守れるよ

死なないから大丈夫なんて無責任なこと言えないし、そんな天性な強さ持ってないから私たちは"努力"をしなきゃ

私の守るものの中にはちゃんと炭治郎も居るんだよ、一人で抱え込まないで、』



全部一人で抱え込ませて、努力させて

ごめんね･･･ありがとう

"皆で"頑張ろう



肩で小さく泣く炭治郎は小さい子供のようにも見えた

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