私、失敗しないので

Dr. 99 ページ1

２日後･･･



「･･･っ、ここは」


貴『あ、起きた。炭治郎〜"煉獄さん"起きたよ！』


起きたばかりの煉獄さんの体に響かない程度に声を出した、きっと近くに善逸がいるから聞こえてるだろう


煉「A少女･･･あの後乗客はすぐ逃げれただろうか･･･」



貴『お人好しだねぇ･･･大丈夫、みんな逃げてるから』



煉「そうか、良かった。

竈門少年達は無事か」



貴『あんたの方が重症でしたが？自分の心配して。炭治郎たちは大丈夫もう少しで来るよ』



だってドタバタ言う音聞こえてきたもん




「「「起きたって！！！？」」」


貴『声出しすぎだ馬鹿ども』


煉「わはは！元気なようで良かった！」



私ねすっごい今驚いてんの･･･あんたあの怪我で一日で起きてそんな元気なの？


柱ってそんなタフなやつばっかなの？やばくない？



ｸﾞｩｩｩ



煉「よもや･･･腹が減ってしまった」



貴『一日で起きたとはいえ近いあいだ点滴と重湯だからね』



めっちゃ眉下げられて言われても･･･ダメだよあんたは胃も少しやられてるんだから

食いすぎも原因だけど



貴『ちゃんと食べられるようになった時にさつまいもの入った料理奢るから我慢して』



煉「わかった！！！」



うぉうめっちゃ勢いあるやん。なに、芋好きなの？可愛いとこあるやん


すると少し目を触った煉獄さん



貴『･･･ごめんね、目はダメだった

白黒にしか見えないと思う、絶対治す薬を作るから』


煉「いや、いい。これは俺がもっと鍛錬をする為の枷だ」



ちょっと静かになってる3人なんなの･･･？？？何炭治郎と伊之助は下向いてんの？



炭「煉獄さん･･･う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん！」



伊「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁん」



2人が1斉に泣き出し、煉獄さんに抱きつく

炭治郎は傷を考慮してか優しく、伊之助はめっちゃ突進した




煉「君達も俺を助けるために手を貸してくれたのだろう？ありがとう、おかげでまたこうして君たちと会えることが出来た」



炭「煉獄さんっ俺、おれ、弱くて、煉獄さんが傷ついて行くのを見てるだけしかできなくて、ごめんなさいッ」



伊「･･･」



善「炭治郎･･･」



待機命令を出された結構重症の炭治郎は助けに行きたくとも行けなかった


煉「竈門少年、君は強くて優しい。そして君の妹も･･･あの日血を流して人間を守っている姿を見た


"炭治郎"、君の妹を信じる、鬼殺隊の一員として認める

命をかけて鬼と戦い人間を守るのは誰がなんと言おうと鬼殺隊の一員だ


胸を張って生きろ」

Dr. 100→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す