私、失敗しないので

Dr. 74 ページ25

善「なんで炭治郎ばっかり可愛い女の子寄ってくるんだ･･･確かに顔良いし性格いいし強いけど･･･


いやそりゃモテるわ。」



貴『当たり前だよ炭治郎素晴らしい子だもん』



項垂れたように布団に頭を擦り付ける善逸にまた冷たい目線を送りながらも足と手の痛みにやっと気がついた



貴『なんかめっちゃ痛いんだけど！？』



炭「骨が折れているんだから痛いに決まってるだろう、安静にしてるんだ！！」



久々の説教だ〜、4日ぐらい聞いてないだけだけど･･･



貴『大丈夫だよ、一応骨くっつけてるしあとは固定するだけー』



今だけ接着剤欲しいなって思った、くっつける時が1番痛かったんだけど･･･



貴『ちょっと私はあの御館様とかいう人の薬作りたいからできれば炭治郎手伝って欲しいな、できる範囲でいいから』


安静にしていて欲しいけど薬を作るのは炭治郎との方がはかどるんだよね、
山にいた頃はずっと炭治郎と薬を作ってて炭治郎私と同じくらい薬について詳しくなったから･･･


炭「いいぞ！作るのは久しぶりだな！」



貴『ありがとう、その前に炭治郎の手当ね、』



炭「はい･･･」



善「何見せられてんの？」




白内障なら手術出来るし･･･1度薬を使ってみて効果が見られたらやるか


なんだよ呪いって、白内障の呪いか？？意味わからんし･･･



貴『あ、その薬草取って』



炭「あぁ、･･･これこっちに混ぜていいんだな」



貴『そそ、よく覚えてたね』



炭「Aに教えこまれたからな笑」



その笑顔好き。てかほんとに偉いよ炭治郎、まじで教えたこと全部覚えてる･･･



善「ねぇ、何してんの？？」



颯爽と何かをやり始めた私たちを不思議そうに見てくる善逸

よく見ると手足が短いように見える



貴『善逸なんかサイズおかしくね？どした？』



善「今。蜘蛛の毒で縮んじゃって･･･戻す薬がほんとに苦くて嫌なんだよね！」



貴『へぇ･･･』



蜘蛛の毒･･･鬼か、なら血鬼術に効く薬が使えるな、甘味を足してやるか･･･

薬草をコスっていた手を止め、袋の中から取り出した珠世さんから貰った薬とある薬を混ぜて善逸に渡した


善「え"え"ぇぇ、やだよ！薬苦いし！！」



貴『苦くないから飲んでみろって！』



渋々と口に運んだが、飲んだ瞬間目を輝かせ私を見た



善「甘い！！なにこれ薬なの！？」



貴『に決まってるじゃん、血鬼術に効く薬に子供に苦い薬飲ませるために甘くする薬入れたの、誰でも飲めるわ』



これを使えばどんな子供でも苦い薬飲んでくれるよ

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