私、失敗しないので

Dr. 56 ページ7

炭治郎に言われちゃったらもう宜しくするしかないじゃん･･･あんぽんたんじろう


炭治郎達は鴉の任務通達により早めに行ってしまった




貴『っし！！！珠世さん！まずいじったらダメなところがなければここ貸してくださいませんか』



地下にある実験室のようなもの、色々な薬品が置かれていて匂いも混ざってる

危ないので換気しよ？･･･地下でした



珠「えぇ、構いませんが･･･何をなさるのですか？」



貴『？？薬を作るの、麻酔入り藤の花の毒と、･･･"鬼を人間に戻す"薬をね』



簡単に言うと空気がシーンとなってしまった･･･3人しかいないのだから喋ってよ･･･




愈「馬鹿が、天才的で美人の珠世様でもまだ鬼を人間に戻す薬を開発できていないというのに･･･お前が？無理だな」


え、美人関係･･･しますねはい。

何故か先程より嫌われた気がする･･･鋭い目が背中に刺さるのがわかる




貴『大丈夫、私失敗しないので。

それに、ある程度出来たら続き珠世さんに託すよ〜流石に炭治郎達を待たせたくないので』



なんか愈史郎の方からの殺意が倍になったような･･･


珠世さんは優しい微笑みを浮かべていた。




珠「頼もしいですね･･･私には貴方のように失敗しないという自信がありません･･･」




少し悲しそうに眉を下げてそう言った珠世さん、不満そうにみている愈史郎


自信か〜･･･



貴『自信なんてありません･･･

武器ならあるけどね』




珠「武器？？」



貴『はい、絶対失敗出来ないという危機感だけが･･･私の武器です。』




私の憧れの人の武器はいつしか私の武器にもなっていた




珠「やはり素晴らし医者ですね」




貴『どうも笑』




1人でする気でいた薬制作も、珠世さんやまさかの愈史郎まで手伝ってくれることになった




そして実験と失敗を繰り返し4日が経過し、今最終段階まで薬が出来ている

ただその最終段階が解決しなかった･･･




貴『悔しい･･･けどもう長居できないから、



珠世さん愈史郎、よろしく！』



その4日間何度か愈史郎の殺気で死にそうになったが、楽しく過ごせた

珠世さんの綺麗な着物も着せてもらえて嬉しかったし

きっと珠世さん達なら薬を作り出すことが出来る。麻酔入り藤の毒も完成したし



隊服を着て白衣を羽織り腰に刀をさし、最後に鏡に決めポーズプラスウィンク！



愈「頭どうかしてるだろ･･･珠世様からだ、十二鬼月以上の力が無い鬼の血鬼術に効く薬だそうだ」


(ﾄﾞﾝｯ)



貴『いや、あの･･･なんで箱詰め』

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