私、失敗しないので

Dr. 72 ページ23

貴『点滴が終わったらそこの胡蝶さんにこれ取っかえてもらって、あまり手を動かさないようにしてください』




点滴が落ちてくるのを一定にして、最後に脈を測り終わった



貴『隠の人来たみたいだし行く〜』



館「待ちなさい、」



何故か止められた、後ろを振り向くととても優しい雰囲気を出してこちらを向いていた



館「ありがとう、またこの綺麗な空や皆の顔が見られると思うと嬉しいよ

よろしくね･･･」




貴『あんたほんとに優しすぎるよ、んじゃ。なんかあったらまた呼んで〜』




隠の人の背に乗って蝶屋敷に向かった

めっちゃ疲れた･･･、あの人のカルテ作っておかないと･･･炭十郎さん、最後まで治してあげられなくてごめんなさい。

お館様、絶対に治してみせる



貴『その前にほんとに疲れたので寝る』



数秒もしない程ですぐ寝てしまった、隠の人は寝顔は可愛いのにとボソボソ言ってた







貴『炭治郎！！！』



あれ？ここどこや、ベット、薬品の匂い･･･



炭「起きたのか！！A、さっき連れてきてもらってたけど足も手も折れててびっくりしたぞ！！！あまり無茶するな」


貴『それあんたにだけは言われたくないよ！？』



1番無茶してんのあんたでしょうが！？心配ばっかりさせて･･･どんだけ･･･どんだけ



貴『どんだけ心配したと思ってんのぉぉぉわぁぁぁぁん』




なんか最近涙腺崩壊してきた、歳かな。やだ歳感じてくるなんて･･･まだピチピチの15歳よ精神年齢30超えてるけど気にしない



炭「わぁ、泣かないでくれ、すまなかった！！ ！ほら、俺は全然大丈夫だぞ！？」


長男だから！と胸張ってたけど全然大丈夫じゃなさそうなんだけど泣くよ？泣いてるけど



貴『長男って理由だけで傷治るわけないじゃんバカァァァ！！！頭突きするよ！？』


炭「やめといた方がいい脳震盪起こすぞ」



貴『やっぱりやめとく。』←



頭撫でられて背中トントンされて落ち着いたけど･･･完全に扱いが妹、結構私の方が年上･･･




「炭治郎やっぱり鬼殺隊舐めてんだろ！！？そんな可愛い子とキャッキャウフフ鬼斬ってたのか！？髪引きちぎるぞこらぁぁぁぁ！」



え、誰？派手なカクカク金髪･･･とても特徴的な声、




貴『あー！最終選別のときのほっぺた怪我してた男の子！生きてたんだー』




善「え？･･･あー！！君はあの時の手当してくれた優しい子！何その隊服、足ィ


え？結婚して？」



貴『ごめんね。炭治郎と禰豆子を幸せにしてからね』



善「何そのフラレ方悲し」

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