私、失敗しないので

Dr. 64 ページ15

悲「殺してやろう」


煉「うむ！」


宇「そうだな、派手にな」



プツン

自分の中で何かが切れた音がした

手に巻かれた縄を引きちぎって炭治郎の目の前に立つ





貴『黙って聞いてれば勝手なことばっかり･･･

殺す殺せとか生きてることが可哀想とか･･･あんたらそれでも人間守る側の言う言葉か？！最ッ低』



一気にみんなからのさっきが当てられるがもう知ったこっちゃない。本当にキレた



炭「A･･･仕方ないよ、いくら妹でも鬼を連れていたんだ･･･」


貴『だから何、？禰豆子は人襲わないし。守ってるのに殺されなきゃいけないの？それに、今まで一生懸命生きてきたのに、生まれてきたことが可哀想？？？なんで何も知らないアンタにそんなこと言われなゃいけないんだ、偉いからってなんでも言っていいわけじゃない！！！』


身の上も知らない私を養ってくれた竈門家はとても優しい雰囲気で泣きたくなった･･･そんな私の家族同然の人達が一瞬にして消された
それでも前を向いて残された禰豆子を人間に戻そうと炭治郎と一緒に這いつくばってでも生きてきたのに


炭「A･･･もういい、いいから泣かないでくれ･･･お願いだ」



私も知らない間に涙が零れていた･･･唇も噛みすぎて血の味もする･･･



貴『大丈夫、大丈夫だから、私が炭治郎と禰豆子を守るから･･･』



背中には無数の刀を向けられていたがそんなの怖くない･･･

向けられた刀のうち2本をわしずかみにして折ってやった


「「！！！？」」


困惑の色や警戒の色が見える




ﾎﾟﾀﾎﾟﾀｯ･･･手から血が流れるが怒りで痛いという感覚がなかった



"蛇柱"＿＿＿伊黒小芭内＿＿＿


「お前達何を遊んでるんだ、それに冨岡はどうするのかね、拘束もしてない様に頭痛がするんだが

胡蝶めによると隊立違反は冨岡も同じだろう
どう処分する
どう責任を取らせる
どんな目に合わせてやろうか」


ウザイこいつネチネチしやがって

蛇可愛いのに飼い主全く可愛くない





貴『木の上にいるチビ黙れネチネチとウザイな･･･私達が鬼の禰豆子を連れてるのは人間に戻すため！！！禰豆子誰も殺してない食ってない！』


どうせ信じないだろうけど



宇「そんなわけあるか、人間に戻すことなんてできるわけが無い。殺したことがない？もしそうならド派手に証明してみろ」



貴『戻そうとも思わずただ鬼だからと殺してるだけの癖に･･･証明なら炭治郎が助けた人のとこ行きなよ禰豆子は絶対人間を守ったはずだよ

つか禰豆子どこだよ。出せよコラ』

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