轟君家のお気に入り

第14話 ページ14

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奪う…… ウバウ……





奪う！？









舞華「ナニする気だ この変態ぃ！」


爆豪「誰が変態じゃ ゴラァ！」









私は勝己から一歩後退りした



すると勝己は私に二歩近づいた









爆豪「俺はお前の幸せなんてどうだっていんだよ

だけど変な糞野郎にお前が泣かされんのはもっと許せねぇんだよ」









後ろから夕日が照りつけて勝己が神々しく見えた



ただでさえ真剣な眼差しだったから私は目を合わせることが出来なかった









爆豪「なんで半分野郎と付き合うかは知らねえしお前がそれでいいならそれでいい




けどな 俺にだってチャンスはあんだよ」


舞華「…勝己…」









なんとなく勝己の言いたいことが分かった気がする




私は轟君と居るのはまだ一日目だけど幸せだと思ってる









爆豪「俺はてめぇが好きじゃねぇ

でも従兄弟としててめぇが幸せじゃねぇなら俺が幸せにしてやる」









知ってる




勝己は優しいから私を好きじゃなくても守ろうとしてくれるんでしょ？









でもね 私だって弱くない









舞華「ありがと！勝己！

でも私今がスッゴク幸せだよ！」


爆豪「……そうか」









勝己は黙って小さく笑った

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