私だけに塩対応なジェヒョン君。 (ページ10)

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Episode 10 ページ10

JH『言わないつもり?』

A｢うん。カウンこの事知ったら絶対放課後張り込んだりしそうだから。危ないでしょ？｣

JH『確かにやりそう。』

A｢それに私最近部活が忙しくて部活ない日とかも1人でよく最終時刻まで残ってるからもしそんなの知ったらカウンまで残るとか言い出しそうだし。｣

JH『..最終時刻って18時？』

A｢うん｣

JH『じゃあ18時に校門前ね。』

A｢？？どういうこと？？｣

JH『...俺も大会前だから18時まで残ってるの、そのついでだからね。』

A｢え、一緒に帰るってこと！？｣

A『...』

ジェヒョン君が無言になってしまった。

A｢いや私とより友達と帰った方が楽しいよ！！｣

JH『..あんな話聞いといて一人で帰るって言ってる女子を放って帰る自分が嫌なの。』

A｢ええ..でもほんとにいいの？｣

JH『何回言わす気なの？』

ちょうど授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。

JH『とにかくそういうことで。あんたはともかく俺は次の授業はさすがに出ないとダメだから。』

A｢え、あ、待って私も帰る！｣

先に歩き出したジェヒョン君について行く。

みんな休み時間に入ったからか一気に騒がしくなっていた。

(あ、あれって三枝？)(なあお前あれ本当か聞いてみろよw)他クラスの男子がこっちを見て面白がるような感じで話しかけてきた(あの～)

JH『ねぇ』

それをジェヒョン君が遮るように話しかけてくる。

A｢ん？｣

JH『次の授業、体育でしょ。女子は運動場って言ってたから早く行った方がいいんじゃない。』

そう言われて

A｢え！？ほんと！？ここから教室も遠いし教室から運動場遠いのに、、、ごめん先いくね！｣

そう伝えると

JH『いってらっしゃい』

と自分は余裕そうにヒラヒラさせて私を見送った。