私だけに塩対応なジェヒョン君。 (ページ3)

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Episode 3 ページ3

放課後の部室でひとりスケッチブックを前にして鉛筆を握りしめる。

A｢全く思い浮かばない...｣

何も浮かばなくて窓の外を見るとジェヒョン君が所属しているバスケ部が外練をしていた。

一瞬で心が踊る。

ボールを突いているジェヒョン君をしばらく眺めていると

｢ジェヒョン～！｣

女の子がジェヒョン君に駆け寄って話しかけている。

ジェヒョン君も私と話す時にはめったに見せない満面の笑みを向けて話している

A｢...｣

今までジェヒョン君はモテていて告白もされてたけど全部断ってたから勝手に安心していた。
けどいつまでもそうにはいかない。

それにいつも女の子と話す時ジェヒョン君は笑っていてもほとんどが作り笑いだった。

でも今のは違う。本当に心の底から笑っていた。

カウン)【A～！なにして..あ～ハナちゃんだ。】

カウンがジェヒョン君と話してる女の子を見て言う。

A｢カウンあの子知ってるの？｣

カウン【可愛いって有名な子だよ。ファンクラブまであるらしいし、確か最近バスケ部のマネージャーになったんだって。ただ A｢マネージャー...放課後はいつもジェヒョン君と一瞬..ジェヒョン君と..｣話を聞け】

あんなに可愛い子がマネージャーという衝撃のせいで何も入ってこない。

A｢あの子のことジェヒョン君好きなのかな...見てよあの楽しそう顔。｣

カウン【そう？私には胡散臭いいつもの笑顔にしか見えないんだけど。】

そうバッサリ切り捨てるカウン。

もう一度外を見ると

｢パチッ｣

ハナちゃんと思いっきり目が合う。

A｢ねえ今ハナちゃんとめっちゃ目合った！！｣

カウン【ごめん見てなかったわ。】

A｢どうしよ！どうしよ！｣

(おーい)

こんなタイミングで外から声がする。

DY『三枝～！キャンバス大量に届いたから下まで取りにきて～！』

ドヨン先生だ。

ジェヒョン君は練習に戻ってハナちゃんも一緒に戻ったのかどこかへ行ったみたい。

A｢今行きます！｣

返事をしてすぐに階段を降りて下へ行く。