Episode 18 ページ18
A｢...大丈夫、ありがとう。｣
そう言って自分の力で立ち上がる。
とてもジェヒョン君のことは見れない。
A｢先生！ちょっと火傷したんで保健室行ってきます｣
先生｢大丈夫か！？｣
A｢傷は全然小さいんで大丈夫です！｣
そう言って私は保健室へと向かった。
カウン｢A〜大丈夫〜？カバン持ってきたよ！｣
さっきの授業は7時間目でHRも終わったらしくカウンが私の分までカバンを持ってきてくれた。
A｢先生いないから自分でやってて時間かかっちゃった！ありがとう！ほんと傷は大したことないんだ。｣
カウン｢そうなの？よかった！今日も残るの？｣
A｢うん、もう今日は最終調整してドヨン先生に出したらすぐ帰るつもり｣
カウン｢そっか、一緒に帰りたいのに今日に限ってバイトなの！ごめんね｣
A｢全然大丈夫！！てか時間やばいでしょ！？早く行かなきゃ！｣
そう言うとカウンは｢ほんとだ！ごめん！じゃあね！｣と言って慌ただしく出ていった。
そんなカウンを見送り自分も行こうとカバンを手にする。
ガラッ
A｢カウン？忘れ物でもした？｣
JH｢...俺だけど｣
A｢あ..ジェヒョン君...｣
JH｢なんで最近避けるの｣
A｢いや、避けてないよ！！！｣
JH｢嘘つかないで。｣
A｢...ついてない。｣
JH｢ついてる｣
A｢ついてないって！！｣
少し声が大きくなる。
A｢...ジェヒョン君前私に言ったでしょ？"あんたの好きはアイドルに対する好きだ"って｣
A｢最近そうだなって気づいたの。だからもう前みたいにベタベタ引っ付くのはやめようって。｣
A｢だから避けたんじゃなくて普通になろうとしてるだけ、でも確かに変だったかも。ごめんね｣
そう言い捨てて保健室を飛び出す。
だから
JH｢..なにそれ｣
ジェヒョン君がそう言って座り込んでいたなんて知る由もなかった。
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作者名：miyabi | 作成日時：2019年6月30日 0時
