第2話 私の彼氏 ページ4
ーAsideー
...まただよ、なんでこんな日に限って私は出掛けちゃうのかな？
買い物をしようと、街を歩いていると
反対側の道には楽しそうに腕を組んで歩いてる
鬱と知らない女の子
A｢...何度目だろう｣
本当に...この光景を見るのは何度目？
あの笑顔...私だけに向けて欲しい
正直そう思うよ
...でも
A｢重い女になりたくない...｣
前に鬱が言ってたんだ[重い女は嫌いやから比較的直ぐに切るな]って
だから、重い女に成り果てた瞬間に関係を切られる
A｢それなら...無理してでも笑顔で居よう｣
鬱と付き合って変わったこと
メンタルが強くなってきた事と、笑顔が分からなくなった
まぁ...コネシマにはバレてるんだけどね...
A｢Aが笑顔を無くしてどないすんねん...か｣
前にコネシマに言われたこと
地味に彼奴は元彼という立場でもある
だから故に、私のことを理解してるんだ
A｢シッマに会いたい...｣
ふと、そう思ってしまった
元彼故の甘えかな...誰かに甘えたいって思った時に
コネシマの顔が浮かんだんだ...
A｢電話...するだけだし...｣
楽しそうに歩いてる鬱を横目にスマホを取り出せば
ゆっくりとコネシマの携帯に電話をかけた
コネシマ｢...ん？どないしたん？｣
何コールかめに電話に出るコネシマ
あぁ...変わってないな
A｢いや...今大丈夫だった？｣
コネシマ｢おう！大先生の所に行っての帰りやで！｣
ぁ...鬱の所に行ってたんだ
A｢そっか、今から会えない？｣
コネシマ｢別にええよ？？｣
優しいコネシマに甘えてしまうのはきっと
この現実(浮気現場)から逃れたいから
5分後にカフェで集合と言って電話を切れば
少しは楽な気持ちでカフェに迎えた...
A｢なんで...ここまでされても好きなんだろうね｣
自分に疑問を抱きながらも
今は目の前の楽しみに目を向けることにした。
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作者名：由多 | 作成日時：2018年9月7日 5時
