No.18 へ、ヘンタイダ… ページ20
結局、ヒソカが2人を無理矢理担ぎ上げてその場を風よりも速く去って行ったので2人は暫くヒソカの泊まってるホテルに住むことになった
「さて」
『「？」』
「2人にはこれから念について教えるよ」
『念…』「ネン？」
心做しかワクワクしているヒソカを見ながらAは先程の話の内容を思い出す
ソファに並んで座った2人を見下ろしながらヒソカは腰に手を当てる
「念っていうのは、体から溢れ出す生命体エネルギーを自在に操る能力のことなんだ」
2人は黙ってヒソカの話を聞く
「生命体エネルギーは誰もが微量ながら放出してるんだけど、大体の人は垂れ流しになってるんだ。これを肉体にとどめる技術を纏っていうんだ」
『……』
「纏をすることによって肉体は頑丈なって若さを保つことができるんだ」
『………』
「そしてオーラを『えーーとですね』？」
ヒソカの言葉を遮りAは目を逸らしながら頬を掻く
そんなAをヒソカは不思議そうに見る
『それって何か特別なことをしないと得られない能力ですよね？』
「まぁ、そうだけど」
『時間かかります？』
「君達なら直ぐに習得できると思うけど…少しはかかるんじゃない？」
『じゃあボクはいいです』
にこりと笑いながら言うAにピクリと反応する
什造は既に座りながら寝ていた
するとAは口元は笑みを浮かべながらも、真剣な目をしてヒソカを見る
『0から初めて強くなるよりも、今の自分を磨いてもっと強くなりたいです』
髪を耳にかけながらAはヒソカをじっと見つめる
そして手を膝に置いてニッコリ笑った
『それに、興味ないです』
その笑顔を見てヒソカは雷が落ちたかのようにピシャリと固まる
もう既に強いこの2人に念を教えて更に強くしてやろうとゾクゾクしながら考えていたが、もうそんなことどうでもいい。そうだ、この子達は念が使えなくてもまだまだ伸び代がある。まだ強くなれる
固まったヒソカを見てAは頭にはてなを浮かべていたがしばらくしてギョッとする
ヒソカは顔に片手を置きわなわなと震え出した
そして舌なめずりをしたかと思うとボソボソと何かを言い始める
「あァ…イイ。イイねぇ…自信に満ち溢れたそのカオ……ボクの手で歪めたくなっちゃうよぉ…」
殺気を出しながらうっとりとした目でAを見る
思わずAは顔を青くして什造の襟を掴みその場を逃げる
「あぁん、やめなよ…逃げられると追いかけたくなっちう…♡」
『へ、変態だ…』
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ササク(プロフ) - HUNTER×HUNTERと東京喰種二つとも大好きな作品なんですが、まさかクロスオーバーが読めるとは思ってなかったんで今めっちゃテンション上がってます！あと、作者さんの書く文章と内容が素晴らしくて性癖にキますねw応援してます❕ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年5月9日 8時
