-鶴 ページ10
ー鶴丸国永
俺の主は、出来がいい。
黒い自慢の髪をたなびかせた、美しい人だった。
だけど、心は誰よりも濁りを増している。
俺みたいな珍しい刀は飾り物の様に見せびらかし、特に珍しくもない短刀や脇差は特にていれもされず、放置の状態であった。
それでも、審神者を辞めない理由は優秀だからだろう。
木崎｢鶴丸。政府に行くわよ｣
俺を腰に付けて、自慢気に歩く主はさぞかし、心地がいいのだろう。
俺は｢早く帰って鶯丸にでも茶を注いで貰おう｣と考えていた
ふと、視界に写ったのは
金の美しい髪に 黒色の、主とは全く違う、澄んだ色の黒瞳の少女がいた。
俺はその少女に目を奪われた
少女の隣では、人の形をした山姥切国広が大事そうに少女の頭を撫でていた。
主によると、その少女は審神者として、出来損ないだったらしい。
ーーーーあんなに、綺麗な神力を持っているのに。
政府と、俺の主は見る目がないんじゃないか？
毎月と言っていいほどある、審ほう報告会に俺は毎回連れて行かれる。
それこそ、初めはつまらんと思っていた
あの少女に会うまでは
主は酷く少女のことを下道に見ている。
そのたびに、悔しそうに、泣きそうな顔をする少女を何度も抱きしめてやりたいと思った。
ああ、あの娘の本丸の刀は幸せなんだろうな。羨ましい。
その思いが強く抑えられなくなった俺は、主である木崎の声を無視して少女の前に飛び込んだ
｢わっ！！驚いたか！｣
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月28日 6時) (
レス) @page10 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠(プロフ) - この作品pixivにありませんでしたか？ (2018年2月14日 21時) (レス) id: 0690eea080 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - あ、なるほどそういうことだったんですね。誤解すみません (2015年8月23日 7時) (レス) id: e3d4af0da7 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - あのセリフだと平野君ではなく前田君ですよ (2015年8月22日 19時) (レス) id: e3d4af0da7 (このIDを非表示/違反報告)
まろん＠苗(プロフ) - ちょっと壊れてるアニキ・・・・アリだ!!(( (2015年8月21日 22時) (レス) id: c9854da363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：馴れ合うつもりはない。 | 作成日時：2015年7月23日 4時
