新しく来た付喪神様 ページ31
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…
堀川「…ここの本丸は、すごく賑やかですね」
「うるさい、と言ってもかまいませんよ？」
報告会が終わって、刀の引き継ぎ、主の変更手続きを終えて やっと本丸に帰ってきた。
堀川が最初に思ったのは、刀剣の数が少数にもかかわらず、バタバタと廊下を走る音が聞こえて、凄く賑やかだと言った。
しかし
その足音は次第に近付いているような
そう思ったのもつかの間、勢い良く襖が開かれた。
鯰尾「馬鹿主ぃぃいいい！！！」
鬼の形相で飛びかかってきた鯰尾を、隣の山姥切がいとも簡単に首根っこを掴んで縁側の方へペイッと放り投げた。
突然のことに、顔を引き攣らせる堀川
山姥切「いきなり主に飛びかかるな、下品だ」
「鯰尾藤四郎、大丈夫ですか？」
鯰尾は、ゆっくり立ち上がると主を睨みつけた
鯰尾「なぁに 他所の刀連れ込んでるんですか！！いくら出来損ないでも鍛刀が出来なくても盗みはいけませんよ！！！
それに俺以外の脇差を連れ込むなんて…！！！」
「い、いひゃいれす！」
鯰尾は、グチグチ文句を零しながら主の頬を掴んで引き伸ばしたりした。
すると、山姥切がまた鯰尾の首根っこを掴んで、今度は縁側ではなく庭の方へ放り投げた。
山姥切「主、大丈夫か？」
「あ、ありがとうございます」
呆然と見てた堀川は、何となくここの本丸の事情を察知したのか 「あぁ…」と声を漏らした。
堀川「兄弟、僕が知らない内に凄く頼もしくなりましたね…」
山姥切「嗚呼。ここの本丸には馬鹿が多いからな」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ、と先ほどと同じ音が聞こえて山姥切は「ほら」と言って開いたままの襖の前に立った。
大和守「馬鹿主ぃい、い!!?」
大和守が飛びかかる前に山姥切は足技で転ばせた
「おやおや。今日は皆さん元気ですね」
堀川「安定！久しぶりだね」
大和守「何だ。主が新しく盗んできた刀って堀川だったのか」
「盗んでないですよ」
本丸の皆に、ややこしい(大和守と鯰尾へ変な勘違いをしてるだけ)事情になってしまったと
思い、前田と宗左も呼んで堀川がきた事情を説明した。
前田と堀川は似た者同士なのか、すぐに仲良くなる事が出来たが
鯰尾だけは堀川に変なライバル心を燃やしていて、再び山姥切にラリアットを食らわされていた。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月28日 6時) (
レス) @page10 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠(プロフ) - この作品pixivにありませんでしたか？ (2018年2月14日 21時) (レス) id: 0690eea080 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - あ、なるほどそういうことだったんですね。誤解すみません (2015年8月23日 7時) (レス) id: e3d4af0da7 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - あのセリフだと平野君ではなく前田君ですよ (2015年8月22日 19時) (レス) id: e3d4af0da7 (このIDを非表示/違反報告)
まろん＠苗(プロフ) - ちょっと壊れてるアニキ・・・・アリだ!!(( (2015年8月21日 22時) (レス) id: c9854da363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：馴れ合うつもりはない。 | 作成日時：2015年7月23日 4時
