認められない主様 ページ4
｢念のためもう一度聞きます。
鯰尾藤四郎、何故遠征に行かないのですか？｣
ある本丸の一室
その本丸の主である審神者は、脇差の鯰尾藤四郎と向き合っていた。
当の鯰尾藤四郎はと言うと、不機嫌そうに顔を斜めにそっぽを向いている。
鯰尾｢……貴方に、関係あるんですか｣
｢ありますよ。貴方の主ですから｣
鯰尾藤四郎は、１日の日課である遠征の部隊に任命されるものの、それを破棄したのである。
鯰尾｢っ、貴方なんか俺の主じゃない！！｣
鯰尾ことは言葉に声を荒らげて立ち上がった。
その手には自身の本体である刀が握られている。
鯰尾｢よくもまぁその神力で審神者を名乗れますね。その少ない神力じゃあ俺がこうやって暴れても取り押さえられないでしょう？
山姥切がいないと何も出来ないくせに、俺たちに指図しないでください、！！｣
刀を向けられていると言うのに眉一つ動かさなず、冷静に視線を鯰尾と合わせる
｢あら、それはそうでしたか。申し訳ございません。そうでしたら今日はお部屋お休みになさって下さい。
他の第一部隊の方々にもお伝え願います｣
主の言葉に、少し満足したのか｢言われなくともそうします。｣と冷たく吐き捨てて部屋を出ていった。
｢少ない神力、か｣
山姥切｢おい｣
突然背中から声を掛けられ、肩を揺らす審神者
｢山姥切国広、！どうかなさいました？｣
未だに心臓がバクバクしている中、落ち着かせるように冷静に山姥切に用を訪ねた
山姥切｢あんた、また1人で戦場へ行こうとしてただろ｣
山姥切の言葉に、図星だったのか諦めた様にさに主
｢…思った以上に認められません、ね。自業自得です。
鯰尾藤四郎が｢鍛刀して刀を増やして欲しい｣と申しておりましたので、資源を集めようと｣
確かに、ここの本丸の刀剣の数は少なすぎる。遠征に行くにも出陣をするにも、戦力が足りなすぎた。
数を増やそうにも、力がない主は上手く鍛える事が出来なかった。
そんな考えの主を読み取ったのか、気だるげそうにため息をつく山姥切
山姥切｢わかった。俺も行く｣
｢そんな、大丈夫ですよ。綺麗な刀に傷がついたら大変です｣
山姥切｢綺麗とか言うな。それに、本来の刀として戦場に立つ方が、俺は使用価値があるようで嬉しいのだがな。｣
山姥切の手が主の頭を優しく撫でまわす。
｢それなら、お願いしますね。｣
主は無理した笑いではなく本当に嬉しそうに微笑んだ。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月28日 6時) (
レス) @page10 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠(プロフ) - この作品pixivにありませんでしたか？ (2018年2月14日 21時) (レス) id: 0690eea080 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - あ、なるほどそういうことだったんですね。誤解すみません (2015年8月23日 7時) (レス) id: e3d4af0da7 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - あのセリフだと平野君ではなく前田君ですよ (2015年8月22日 19時) (レス) id: e3d4af0da7 (このIDを非表示/違反報告)
まろん＠苗(プロフ) - ちょっと壊れてるアニキ・・・・アリだ!!(( (2015年8月21日 22時) (レス) id: c9854da363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：馴れ合うつもりはない。 | 作成日時：2015年7月23日 4時
