砂時計. (ページ2)

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story１* ページ2

真玖「…スカート短くね？」

沙希「わっ…びっくりした」

朝からルンルン気分で全身鏡の前に立って、制服のリボンを付けていると…
鏡越しに真新しい同じ学校の制服を着た真玖が急に現れた。

もう！あれほど勝手に部屋に入らないでって言ったのに、全然聞いてくれない…

もし私が着替え終えてなかったらどうすんのよ！

真玖「もっと下げなよ」

沙希「いいの！こっちの方が可愛いもん」

またすぐそうやって私のやることに文句言う彼

けど、そんなの気にしないもんねーだ。
高校生になったら思いっきり楽しむって決めたし！制服も可愛いからすっごい嬉しい！

なんて思いながらもう一度全身鏡の前でクルッと回る。

うん！可愛い！
…自分で言うのもちょっと変だけど、いい感じ

真玖「ほら、さっさと行くぞ」

若干呆れ気味の真玖は私の鞄を手に取り、下へと降りて行く。

そして私も彼を追いかけるように部屋を後にした。