居場所をくれた貴方達。[wrwrd] (ページ19)

今日:24 hit、昨日:0 hit、合計:3,085 hit

行ってきます。ページ19

『神さん、手当ありがとね。』

手当が終わって立つ。すれば、御礼をいう。そういや、今日は御礼をいうことが多い気がする。
そんなに私、ガバッったかな？…迷惑、かけちゃったかな。

｢ミスは誰でもあるから。気にしないで。｣

心を読まれたかのようにそういった神さん。
無意識に俯いて、顔を暗くしちゃってたみたい。神さんに指摘されてやっと気づいた。

そうだよ、気にしてたら進めない。前みたいにしないから。

『ありがと、じゃあ、行ってくるね。次に近いのはコネだよね。』

手当してもらっている間に聞いといた、次に前線に近い人。
それを確認すればテントをでて、走り出す。

後ろから静止の声が聞こえるけどそんなの聞いてられない。
少しでも犠牲者は減らすべきだから。そーとーの意志を尊重しているから。
だからこそ、怪我をしていても走っていく。

テントが見えなくなれば敵兵もいた。
けれど、何故か守りたいって改めて思えてたからすぐに片付けて、走った。
本部からコネまでが遠いみたいで、まだ見えなかった。
途中歩いたりしていたら、敵兵を見かけた。それも何回も。

その敵は他に任せ、走って走って、走りつづけた。
そしたら見覚えのあるユニフォームが見えた。交戦中のようで、すぐに駆け寄り援護を始めた。

あれ？なんか、敵が、多い。さっきも何回も見かけた。
可笑しい。可笑しすぎる。今までたくさん、みんなで倒して来たのに。

逆に見かける数が増えていく。

補充兵だった？それとも、

どこかもう一つの国と、協力している、とか…。