人間不信の少女が日本代表になり、世界へ行くそうです２【オリオンの刻印】 (ページ13)

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61.心配ページ13

Aside

吉良「ﾊｯ手助けしてやったのに上から目線だな」

『もじゃもじゃの手助けなくても立てた』ﾌﾟｲｯ

灰崎「嘘つけ」

稲森「と、とりあえず手当てを...『しなくていい』えぇっ⁉︎」

灰崎「お前バカか！」

手当ては別にいらない。それなのになぜ私のことを心配する必要があるんだろうと疑問しかない。

『こんなの、かすり傷とみて当然だ』

鬼道「どうみたってかすり傷じゃないだろ！」

『っ......』

コイツらは本気で私のことを心配していた。私を心配しなくてもいいのに。心配する必要、私には無いのに。

しばらく呆然としてると急に視界が横になった。

『....もじゃもじゃ？』

犯人はもじゃもじゃで横向き...つまりお姫様抱っこされてる状態だった。

吉良「あのな、俺にとって大丈夫じゃねぇんだよ。暴れると落ちるから大人しくしてろ」

『....分かった...』

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吉良「(コイツ珍しく素直だな...てか軽っ。....ちゃんと飯食ってんのか？)」