転生少女は妹になりました！【HUNTER×HUNTER】

転生物語33 ページ40

でも結局、キルアは負けを宣言した。

今は ボドロ対私
つまりはキルアが失格になるはずの試合。



キルアの目が虚ろになっているのがわかる。
殺る気だ。

原作を知りもしないボドロさんは構えをとっている。何とか阻止しなければ、と、私の中の何かが叫ぶ。
失敗は許されない。





「ボドロ対A はじめ！！」

それと同時に2つの影が動き出す。
私とキルアとだ。


私の作戦は簡単。
ただボドロさんを突き飛ばすだけ。
原作通りならばキルアはボドロさんの心臓部分を狙うはず、一方私は身長の差で頭をガードすればなんとかなる。





私の予想どうり、キルアはボドロさんの心臓目掛けて変化させた手を延ばす。
そこに私がボドロさんを突き飛ばす。







結果、




ｻﾞｸｯ



ひとつの肉が裂ける音。
それは






＿＿＿Aの腕。



これぐらいの代償は考慮している。
分かっていても痛い、が叫ぶほどではない。





それでもキルアにとって私を傷つけたことは怖いようで、



ごめん、違うんだ、これは...........ごめん





と呟いている。




A「大丈夫、大丈夫！これくらい。キルアの方こそ飛び血が...ごめんね」




その中私ひとりが笑顔で返す。







...
...
キルアは自分の意思で自宅に帰った。

けりを付けたいそうで、原作よりだいぶ明るかった。良かった...

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