【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ44)

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お家まで帰ると、もう夜の７時

今日はミンソクさんのバーのシフトが入ってないからオッパの家で夜ご飯を食べることに

「俺が作る

Aちゃんに食べて欲しい」

『私が作りますよ？』

言い方悪いけど、オッパは料理が上手という話を聞かないから私が作りたい

「いや、Aちゃんがいない間に俺練習したから」

一歩も譲ってくれないから、もうなんでもよくなってきた

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「どう？」

誉めてもらうの待ちの犬のように、目の前でオッパは私の顔を覗いてきた

オッパが作ったのはククスなんだけど

『お、おいしい…』

だしがきいてて、乗っかってる卵も鶏肉も絶妙に美味しい

「だよね

簡単な料理から始めたけど我ながら上手だと思う」

『ふふ、自分で言っちゃ駄目ですよ』

「やっぱり美味しいって言ってくれる人がいるのが一番だな」

『そうですよね』

私も母親を亡くして１人で作って食べてたからその気持ちは分かる

オッパに美味しいって言ってもらえて嬉しかったもん

「そういうわけでAちゃん、また同棲しようよ」

『え…』

また急な

それでも彼の瞳から目をそらせず、こくりと頷いてしまった

オッパの必殺技、上目遣いにまた引っかかっちゃった

夜12時

シャワーを浴びて化粧水をつけて、いつでも寝れる状態でベッドに行くと、オッパはまだ起きていた

上半身をベッドボードにあずけてる

『寝てても良かったのに』

「え、何言ってるの？寝るわけないじゃん」

オッパは長い腕を広げて私を見つめた

いわゆる、抱きしめるから早く来い、というサイン

「ほら、おいで」

少し恥ずかしかったけど、オッパの胸元に入りこんだ

オッパもオッパで何も言わずに頭を撫でてくれる

でも、あえて私たちが触れてなかった話をしなきゃ

『組の様子はどうなんですか？』

「ん、ぼちぼちだよ

もしかしたらチャニョルと戦うかもね」

やっぱりジョンインさんが言ってたとおり、全面戦争になるのかも

「聞いたよ、Aちゃんバーであいつにアタックされてたんだって？

それでもここにいてくれてありがとう」

『なんでそんなことを？』

「昨日の夜ミンソギヒョンに聞いた

Aちゃんと話しようと思ってバーに行ったのにいなかったし」

だから昨日遭遇できたのかー

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