【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ41)

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31. 告白ページ41

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「朝ごはん作っといたよ」

『うわぁ…ありがとうございます…！美味しそう』

こんがり色のトーストとサラダだ！

「うん。Aちゃんのおかげで手作りの味忘れられなくなって自炊頑張ってた」

『そうなんですね～…………え？』

記憶が戻ったってこと？

『もしかして記憶が戻ったんですか？』

「いや、そうじゃない」

じゃあなんなの？

「もとから記憶なんて失ってなかった

Aちゃんに嘘ついてた

…本当にごめん」

『え？』

オッパは全然目をそらさず真っ直ぐに私を見つめてる

普段の私なら恥ずかしくてすぐにそらしてしまいそうだけど、今回ばかりは驚きでオッパから目が離せない

あぁ…

点と点が線で繋がった

いろんな人に"セフンさんが一目惚れならまた好きになるはずなのにそうならないのおかしい"って言われた理由が分かった

オッパがロック画面を変えていないのも納得した

ジョンインさんの【こんなのあっていいはずがない】という発言はオッパの嘘を知ってて言ったことだったんだ

でも、なんで？

なんで私を知らないふりしたの？

もう嫌になったのかな？

『…なんで私を知らないふりしたんですか？

もう女として魅力が無くなったん…ですか…？』

あぁ、駄目だ

涙がぽろぽろ出てきてしまった

…めんどくさい女になっちゃった

こんな重いメンヘラな発言するつもりじゃなかったのに

「Aちゃんっ」

わ、勢いよく抱きしめられた

涙がオッパのトレーナーの胸元に染み込んでゆく

それはオッパも気づいてるはずなのに全く腕を離そうとはしない

「魅力ないとか、そんなこと言わないで

Aちゃんは全部が魅力なのに」

顎を私の肩に埋めて、話を続けた

「正直にいうと、Aちゃんが誘拐されたって聞いてAちゃんを俺の世界に置きたくないって思った

だって俺はどうしてもこの裏の世界から出れない身だし

だからAちゃんを知らないふりしたんだよ」

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