【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ5)

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あらかたセフンを撃った黒幕は分かっている

黒虎会もどうしてそこまでうちにこだわる？

「大変です、ジョンインさん！」

組員がすごい剣幕で病室に入ってきた

「Aさんが行方不明だそうです！！！」

あぁ、黒虎会の目的が見えた

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You side

『ん……』

目を開くと、見覚えのある天井

あれ？私敷地外に出てたよね？

どうやって戻ってきたんだっけ

「起きた？」

低い声がして見てみるとチャニョルさんがいた

やばい。逃げたのバレたのか

「逃げたくらいでそんなにビビるなよ」

チャニョルさんは優しく笑った

「でも、これだけは覚えてて。Aちゃんは人質なんだよ。だから清龍会が少しでも俺らを攻撃したら君の命は保証されない」

え…？じゃあ助けにも来れないってこと？

「Aちゃんが逃げるなんて真似をしたらもちろん俺らは清龍会の奴らを攻撃する。明日正式に宣戦布告するつもり」

話が飲み込めない

「"Aちゃんを返してほしかったら清龍会と分家もろもろは解散しろ。解散したくないんだったらAちゃんをこっちに引き渡せ"ってね」

『そんなの…』

卑怯だ

極道は卑怯なことをしないと思ってた

「"そんなの" 何…？」

『ええと、そんなの一度解散してまた集まったりしないんですか？』

「極道の世界じゃ解散は警察に報告されたりして結構大きいことなんだよ。
こそこそ隠れてまた集まるなんて男の面が立たないことは誰もしないししたくない」

『どうしてそんなことするんですか？』

視界が歪む

目が涙でいっぱいになった

「最初は清龍会の土地やら人材やらが欲しくて色々してたけど、今は違う」

じゃあ何？

チャニョルさんがベッドに乗っかってきて四つん這いで私を覆った

「Aちゃんが俺のもとに来るって言うなら清龍会は解散もしなくていいしセフンにも危害を与えないよ？」

なんで私？

何か気に触ることをしたっけ？

うなじにキスされた

チャニョルさんはプチ、プチと私のパジャマのボタンを外している

恋人であれ、性欲解消のためであれ、私が目的になったんだ

手首は頭の上で固定されて、抵抗したいけど動かせない

いや、それすらできないんだ

抵抗したら何されるか怖くて、体が金縛りに合ったかのように動かない

『やめっ…』

ついに胸を含め上半身が全てあらわになってしまった

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