【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ35)

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CHANYEOL side

今ならいけるかもって思った俺がばかだったのか

『でも、チャニョルさん』

「うん？」

『私、チャニョルさんの明るさに救われてました』

「ははっ、俺Aちゃんを悲しませた原因なのに皮肉だね」

自分を悲しませた人の明るさで自分が救われるなんて

『そうですね』

でも、ここまで正直に言われると清々しいかもしれない

　

「じゃあ、そろそろ俺は帰るね」

『はい、ありがとうございました』

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You side

『お疲れ様でしたー』

「お疲れー。気をつけて帰ってねー」

時計は深夜２時を回り、私が帰る時間になった

ミンソクさんはまだ店に残るみたいだけど

外に出ると夜の匂い

寒いけど、どこか春の香りをまとった風が吹き付ける

なんとなく、もうチャニョルさんはこの店に来ない気がした

「お姉さん綺麗ですね～。うちの店で働きませんか？」

2人の男の人に囲まれた

きっとどこかのキャバクラのキャッチなんだろう

『…結構です』

「そう言わずに」

無視するようにすたすた歩いてもずっとついてくる

え、これどうしたらいいの？

いつまでついてこられるの？

怖い

ママの店に逃げ込もうかな

「ねえ、お姉さんったら

絶対稼げるよ？」

肩をつかまれた

よく考えたらこんな繁華街の夜道に女1人対男2人じゃ抵抗してもどうなるか目に見えている

怖い

だれか助けて…

「誰の女に手出してるか分かってる？」

2人の背後から声が聞こえた

この声って…

「…やっと助けれた」

『え、』

なんで

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