【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ22)

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やばい

発砲音で表から人が集まってきている

逃げようとしたそのとき

「俺が撃たれてやったってことは、彼女にだけは手を出すなよ…」

セフンが俺たちを睨みながらそう言った

なんでこの出血で倒れねえんだよ

どんどんセフンのシャツが赤くなっているのを尻目に、俺らは逃げた

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「あの夜、俺はセフンを撃った現場にいました」

CY「へえ」

チャニョル若頭に撃ったときの様子を伝えた

でも、なんで今更？

あの日から1ヶ月近くたっているというのに

もしかして、また復活してしまったとか？

俺らが中途半端にしか傷つけられなかったせいで…

「若頭、またタマを取りに行った方がいいですか？」

CY「いや、その必要はない…

お前はいい仕事をしてくれた

ありがとう」

「そのお言葉、痛み入ります！」

まさか若頭に礼を言われるとは思ってなかった

中途半端にセフンを傷つけただけだったが、若頭を満足させれたならよかった

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YOU side

ミンソクさんのバーで数日働いて、少しずつ分かったことがある

客層が様々だと言うこと

オフィス街や駅に近いから、サラリーマンやOLが訪れたりする

そして繁華街に位置しているから、キャバ嬢やホスト、ヤクザらしき人もお店にくる

本当に様々だ

でもみんな純粋にお酒を楽しんでるようで、こっちも頑張りたくなる

「Aちゃん、うちの店大晦日もお正月も店やってるけど働けそう？あ、でも無理しなくていいからね」

ミンソクさんがグラスを拭きながら言ってきた

『私は全然働けますよ～！』

だって帰る実家もないし独りで寂しく過ごすよりは、誰かがいる方がいい

「そうなの？いつも無理させてごめんね～」

『いえいえ、全く！』

ミンソクさん、いい人なんだろうな～

「最近若頭が昔みたいに厳しくてさ…最近荒れてる」

ふとお客さんの声が耳に入った

極道そうなグループの

「久しぶりに会えたと思ったら一言目が"黒虎を潰せ"だったのよ」

まさか若頭ってオッパのことじゃないよね…？

「ここ１年は柔らかくなってたのになー」

「ほんとそうだよなー。若ぇ女のおかげだろ？」

「そう。あの林星組の実娘とかいうお嬢」
　

流石にオッパがどんどん柔らかくなってるっていう自覚はあった

身に覚えがある話すぎる

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