【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ17)

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スマホは難なく買えて、前に住んでたアパートも誰も住んでなかったらしいからすぐ住めるようになった

荷物運びとか作業を最後の最後まで手伝ってくれた運転手さんには感謝してもしきれない

『本当に手伝ってくれてありがとうございました』

「いやいや、こちらこそAさんには若頭を丸くしてもらった恩があるので…」

そんなつもりはなかったけどね

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夕方になり、バーのもとへ向かった

「おー、Aちゃん！こんばんは」

『こんばんは』

「今日はお酒の名前と特徴を勉強してもらうからね～」

『はい！』

ミンソクさんはカウンターの後ろにあるお酒をたくさん持ってきて、それぞれ丁寧に説明してくれた

今までクラブでお酒はお金の道具としか思われてなかったけど、こうして聞いてみると１つ１つに歴史があって奥が深いなと思った

『お客さんも結構こういうの知ってるんですか？』

「詳しい人もいれば全然知らないでここで知っていく人もいるねー。半々くらいかな

あ、でもすごく詳しい奴がいた

常連客だったよ」

『お酒好きなんですかね』

「多分ね。俺よりも年下なのに全然酒の知識がすごかった

ここ最近は見てないけど」

ミンソクさんの表情が柔らかくなった

そのお客さんを可愛がってるのかもしれない

「生意気なところもあるけど可愛い弟みたいだったのにな…」

『…そうだったんですね』

「お、まずい。そろそろ開店時間だ」

本当だ。そろそろ時計は18時になろうとしている

「今日はカウンターで俺の横でお酒を入れる流れを見てて？」

『わかりました』

開店と同時に男の人が1人入ってきた

ぱっちりとした目と合った

チャニョルさんだ…

「え……Aちゃん？なんでここにいるの？」

こっちのセリフなんだけど

「Aちゃん、チャニョルと知り合いなの？」

ミンソクさんがくりくりとした目でこっちを見て聞いてきた

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作者からです！

次の話を読むにあたって【21.意識】の始めの話をもう一度読んでいただくと次の話が分かってくると思います！

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