【EXO】白龍ーーーsehun 2 (ページ15)

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次の日

昼間はまだ仕事じゃないから、スマホの契約やらアパートの契約に行きたいけど

『印鑑と身分証がない…』

ジョンインさんにオッパの家入ってもいいか聞きに行こう

とりあえず病院まで来てって言われたから病院まで来たはいいものの

病院がどしーんと構えて私を待ってるようで、入るのに緊張する

オッパはもう元気なのかな

まだ思い出してくれてないのかな

とりあえずオッパの病室がある階のロビーで待ってた

「お待たせ～」

ジョンインさんが走ってきてくれた

相変わらず爽やか

『いえいえ～、私も今来たところですから』

ありきたりの言葉だな

でも人見知りの私にはこの言葉で精一杯…

「セフンんちの荷物とりに行きたいんだって？」

『はい』

「まだ引っ越さなくてよくない？」

『え？なんでですか？』

「まだ少しくらい望みもっても…」

「俺この女と同棲してたの？」

急に低い声が聞こえて声のする方を振り返ると、点滴を持ったオッパがいた

まだ顔色は悪い

一昨日意識が戻ったばかりだから歩いたらだめなんじゃ…

「セフナ」

ジョンインさんがなぜかオッパを睨んでる

「…もう来るな」

オッパにはっきりそう言われた

目すら合わせてくれない

きっともう目障りなんだ…

「セフナ酷すぎる。いくらなんでもAさんがかわいそう」

「…じゃあお前が彼氏になってやれば？」

そう言ってオッパはすたすたと去って行った

「ごめんね…」

なんでジョンインさんが謝るの？

『…やっぱり荷物とりに行きたいです』

「そうだよね…本当にごめん。すぐ組員に送らせますから。僕すぐにセフンの所に行かないといけない」

ジョンインさんも軽く会釈して、すたすたとオッパのもとへ行っていた

病院を出ると、ロータリーのところには見慣れた黒塗りの車がある

車の中から人が出てきた

あ、いつもの運転手さんだ

「Aさん、お久しぶりです。さあ、お乗りください」

いつもの席に乗ると、オッパがスムーズにドアを開け閉めしてシートベルトを閉めてくれたときのことを思い出す

当たり前に自分でできることをオッパは紳士にこなしてくれた

「それでは若頭の自宅までお連れします」

『はい、よろしくお願いします』

この運転手さんには後部座席でキスしてたのを知られてるから勝手に気まずい

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